三菱電機住環境システムズ様
出力環境最適化ソリューションOPSの導入で、
管理、コスト、セキュリティーの問題を一挙に解決。
江坂第1ビル
大阪府吹田市で三菱電機の電化製品の販売および仲介業務を展開されている三菱電機住環境システムズ株式会社関西支社様。2棟のビル、5つのフロアで63台の出力機器を使っていましたが、メーカーも契約時期もバラバラで、それぞれのフロアや業務に最適の状態で使われているかがわからない状況でした。平成22年コニカミノルタの提案でOPS(Optimized Print Services:出力環境最適化ソリューション)を導入。約10%のTCO削減など高い効率化を実現されました。
背景
メーカーも機種もバラバラで63台。
最適な運用状況が掴めない。
全国を7つのエリアに区分し三菱電機の総合販売会社として地域に密着した営業活動を展開されている三菱電機住環境システムズ株式会社様。その中で関西支社様は近畿2府4県を担当エリアとし、総人員430名の内、大阪府吹田市で江坂第1ビル、第2ビルに310名の従業員を擁し、さまざまな業務で出力機器を活用されています。「数多くの出力機器を使っていましたが、メーカーや機種の統一性もなく使用状況が掴めなくて、効率化を図りたくても、どこから手をつけていいかがわからない状態でした」とおっしゃるのは業務部次長の松下勉様。2棟のビル、5つのフロアにコピー機、プリンター合わせて63台を導入。複合機もありましたが、単機能だけで使っている状態。必要に応じてその都度増やしていったため、メーカーの異なる機器が混在し、それぞれ契約時期もバラバラでした。「管理側が一番困っていたのがトナーの問題です。機種やメーカーが違うため、とにかく種類が多くなってしまうのです」多数のトナーを揃えるにはコストがかかり、保管する場所を確保するのも一苦労。もちろん、機器を使用する社員の側からみても、メーカーごとに異なる操作を覚えるのは面倒で、機種ごとに必要なプリンタードライバーをいちいちインストールするのも大変な作業です。
関西支社 業務部次長
松下 勉 様
管理、コスト、セキュリティーの問題を一挙に解決したい
管理の煩雑さ、増大するコスト、そしてセキュリティーの脆弱さ。複雑に絡み合い、業務の効率化と円滑な進行の妨げとなる出力機器の諸問題。「これらの問題をなんとか解決したかったのですが、混在するメーカーと異なる契約時期の問題がネックで、なかなか踏み切れなかったというのが実情です」とのこと。こんな状況に解答を出したのが、コニカミノルタのOPSです。OPSは専門的なコンサルティングにより、出力機器のムダを省きそれぞれのオフィスに最適な出力環境を再構築、より効率的な活用を促進しTCO削減を実現するオーダーメイドのソリューションです。
効果
OPSの導入で10%の経費削減が実現
コニカミノルタがご提案したのは、出力機器の使用状況を調査してそれぞれのフロアに最適な台数を算出、契約の一括解約を代行するとともにコニカミノルタ一社の契約に切り換え、さらに認証システムをプラスしてセキュリティーリスクの低減を実現するというプランです。
「実は、社内にはそれほどOPSの効果が出ないのでは、という意見もありました。というのは、2年前にあるメーカーの契約を見直してプリンターを大幅に入れ替えていたのです」そのときの入れ替えで、それまでの2/3へのコスト削減を実現していました。だから今回OPSを導入しても、それ以上の効果が見込めないのではないかという懸念もありました。しかし実際にOPSを導入し、運用を開始してみると、現状からさらに約10%の経費削減を実現。「それはまさにうれしい誤算でした。同時に、OPSの効力の確かさを実感しました」と松下様。
TCO、セキュリティー、さらに環境負荷の低減にも寄与。
「OPSの実施については、実際の運用を踏まえて何度も打合せを重ねました」営業部門や、管理部門など、それぞれのフロアごとの出力枚数を調査して、その運用状況や業務内容、人数に合わせて、機種選定や適性配置を決定。詳細な打合せとともに社内にも周知させていたので、順調に移行が完了し導入後の運用もスムースでした。
OPS導入の結果、一台当たりの使用人数は5.4人から9.4人に増え、一台当たりの出力枚数は約7,049枚から約12,021枚へと、利用率も効率も大きくアップ。また機種もメーカーもバラバラだった63台のコピー機、プリンターは、36台のコニカミノルタの複合機に統一され、コスト面でも大幅な削減が実現。以前に比べて 毎月確実な経費削減を実現しています。また一台一台の複合機に認証機能を付加して、ICカードで認証してからプリントアウトするシステムにしたため情報漏えいの心配はなくなり、ムダなプリントや出力紙の取り忘れもなくなりました。その結果、CO2排出量や電気量、紙の使用量も大きく削減され、環境負荷の低減にも大きく寄与することができました。
「出力機器をこれまでの約半分にしたので最初は混乱もあるかなと思っていましたが、トラブルはほとんどありませんでした。複合機をスタッフのデスクのすぐ近くに配置できたため、わざわざ遠くまでコピーをとりに行く必要がなくなったことも大きいかも知れません」と松下様。レイアウト変更による動線の合理化も使い勝手向上の面で大きなプラスになりました。
今後の展開
OPS導入後、関西支社は費用削減率No.1を達成
三菱電機住環境システムズ様の中では、さまざまな業務改善プロジェクトが進行しています。このOPSもそれらのプロジェクトの一環として、関西支社が全国に先駆けて導入。その改善結果が全社に報告されました。「おかげさまで、三菱電機住環境システムズ全社の中で、関西支社が費用削減率No.1を達成することができました」とうれしいお言葉をいただきました。
OPSの他の支社への展開についてお尋ねすると、「OPSは、ある程度の出力機器の台数がまとまっていることが重要です。たとえば人数と機器が集中している東京や名古屋などが導入すれば、大きな効果が見込めるのではないでしょうか」すでに東京本社からは情報システム部門の社員が導入後の状況を視察に来ており、詳細な資料を持ち帰りました。「導入すれば確実に効果があることがわかっていますから、ぜひ導入して欲しいところ。メリットが見込める支社には積極的に紹介をしているところです」。
ビジネスが続く限りオフィスの最適化は終わらない
運用開始後、微修正を繰り返しながら最適化をさらにすすめ、コピー専用機として複合機をもう一台追加。現在、37台の体制で、運用を続けています。「これで、懸案だったさまざまな問題はほぼ解決できました。現状にもほぼ満足しています」と松下様。
とはいえ、導入後、半年が過ぎ新製品が出て販売戦略も変化し、徐々に部門ごと、フロアごとの出力機器の利用にも偏りが出始めてきました。「オフィスの最適化は、これで終わりということはありません。ビジネスが続く限り、出力環境の改善も行っていくつもりです」月ごとに計上される出力機器のさまざまな使用データを蓄積・解析し、次回、機器の入れ替えが必要になったときの指針にしていくつもりとのこと。
OPSを活用して、オフィスの出力環境の効率化をビジネスの重要な戦略として実践する三菱電機住環境システムズ関西支社様にお話しを伺いました。
※2011年8月 コニカミノルタジャパン(株)調べ
導入
- 出力環境最適化コンサルサービス「OPS」
- bizhub C552DS×3台
- bizhub C452×3台
- bizhub C253×1台
- bizhub 751×1台
- bizhub 601×1台
- bizhub 423×9台
- bizhub 223×18台
- 1420W×1台
プロフィール
社名 | 三菱電機住環境システムズ株式会社 関西支社 |
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住所 | 本社 東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UENO 4F 関西支社 大阪府吹田市江坂町2-7-8 |
設立 | 1970年9月4日 |
従業員数 | 本社 2,225名、関西支社 428名 |
業種 | 住宅設備システム、非居住空間システムの企画販売・仲介業務 |
ホームページ | |
概要 | 三菱電機の総合販売会社として、地球環境に配慮したエコ・省エネ製品を提案。家庭・オフィス・工場・店舗・病院・ホテルなどさまざまなシーンに、見積から据付工事まで一貫した対応による快適で豊かな生活環境の創造をサポートする。 |
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