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公開日2024.08.16

【導入事例】 野老社中株式会社様・有限会社カムシーリング様
デジタル印刷の本質はコミュニケーション
ブランド価値向上で案件創出が加速化

導入事例 野老社中様・カムシーリング様 導入事例 野老社中様・カムシーリング様

有限会社カムシーリング 城様と野老社中株式会社 吉村様

ブランドオーナーの闊達な営業によりビジネスの継続的成長を実現

埼玉県所沢市でクラフトビール「野老ビール」の製造・販売を行う野老社中株式会社様は、有限会社カムシーリング様所有のデジタルラベル印刷機bizhub PRESS C71cf でラベルを製作。デジタル印刷のアドバンテージを活かしてユニークな顧客開拓を一緒に行い、新たなビジネス創出に取り組んでおられます。

地域内経済循環、地産地消への取り組みによる地元の活性化、言うは易しですが、それに真っ向から取り組んでおられるこの2 社のデジタルラベル印刷によるブランド価値の向上は、小ロット多品種対応と相俟って確実な営業範囲の拡大と利益率上昇の結果を出し続けています。

所沢におけるこれらの取り組みは、牛肉やお茶の成功例も加えていまや地域活性化のモデルケースと言われるまでになりました。SDGs の達成にも大きく貢献できるこの取り組みの背景には、コニカミノルタのデジタルラベル印刷技術があります。

bizhub PRESS C71cf の国内第一号機導入をしていただいた有限会社カムシーリング様とそのユーザーである野老社中株式会社様は、デジタルラベル印刷の「小ロット対応・省電力・在庫レス・損紙低減」という武器を有効活用し、このようなブランドの考えや仕事の宝物が眠っている地域、所沢発展の一翼を担っています。

デジタル印刷を活用した野老ビールのラベル

デジタル印刷を活用した野老ビールのラベル

デジタル印刷と地域内経済循環
「参加できる物語」のストーリーで地域内経済循環に挑む

今回取材に応じて下さった、野老社中株式会社の吉村英二社長は語り始めた。
「我々は凝ったデザインで小ロットに対応できるラベルを印刷可能な会社を探していました。Web で一つずつ所有印刷機を調べてカムシーリングさんに連絡したのです。アナログ印刷は確かに安いのです。しかし最小ロット数が大きい。我々のように1ケース24 本を基本単位で商売している会社には、それぞれの案件をアナログ印刷で対応するのは無理なのです」

編集者の仕事を10 年以上続けた後、地元をテーマにした仕事をしたいとの願いでビールに目を付けた吉村社長は、地元所沢での生産に向いている麦を活用して地産地消延いては地域内経済循環を目指す企業を目指して起業に取り組んだ。農家と住民がつながることで経済的意味を超えた地域内の循環を実現する「参加できる物語」のストーリーを創り出し、結果生まれてきたのが、人と人をつなぐビール製造販売のビジネスである。

野老社中株式会社 吉村英二様

野老社中株式会社 代表取締役 吉村 英二様

小ロットに対応できる、
デジタル印刷機を持った印刷会社を探し、見つける

吉村社長は続ける。「我々野老社中にとってデジタル印刷機とは会社の発展のための武器であり、地域経済を回していくツールです。そのために外注で済ませるのではなく、自社でデジタルラベル印刷機を持っていて我々のビールのラベルを作ってくれる印刷会社が必要だったのです」

ここから吉村社長と5 0 年の歴史を持つ有限会社カムシーリングの城(たち)社長の物語が始まる。

bizhub PRESS C71cf 第一号機導入
直接エンドユーザーにつながり、印刷の価値を伝えることが重要

有限会社カムシーリングの社長 城(たち)篤史氏は、大学卒業後大手印刷会社の営業からキャリアを積み、2004 年に父の経営する会社へと移った。「大手から父親の経営する企業への転職です。社員の皆さんの指導により仕事を覚えることが出来ました」

印刷が家業であったためか、生来機械に触れる事が大好きな城氏は代表取締役就任後、今後訪れることが容易に想像できたデジタル化に取り組むことになる。「安いラベルではなく、高くても評価頂けるラベルを提供していかなければ、今後ラベル印刷会社はより厳しい局面を迎える。そのためには、直接エンドユーザーにつながり印刷の価値を伝えることが重要と考えました」と城社長はデジタル化のプロセスを振り返る。

有限会社カムシーリング 城篤史様

有限会社カムシーリング 代表取締役 城 篤史様

オフセット印刷並みの画質で
拡大を続けるラベル・パッケージ印刷市場に挑む

城社長はまた、デジタルラベル印刷のアドバンテージについても述べる。

「アナログ印刷は、デザインが確定し版が出来上がれば安くつきます。しかしながら版ズレや汚れなどがどうしても起こる。よって10,000 枚のオーダーでも相当数のロスが出てしまう。つまり歩留まりが悪いのです。しかも機械の幅の制約で多面付けが出来ない。デジタル印刷は版代もかからずミスもほぼ起きない。なおかつ多面付ができるためアナログ印刷よりも圧倒的に効率化がいい。なので、デジタル印刷を導入すると決め、徹底的に機種選定を行い、最終的にbizhub PRESS C71cf に決定しました。なお、我が社がその第一号機の導入企業になりました」

bizhub PRESS C71cfを操作する城社長

bizhub PRESS C71cf で印刷されるラベルは複雑なデザインにもかかわらず完璧な毛抜き印刷を実現。
品質・スピード・価格全ての面でのアドバンテージを活かし、地域密着型経済に貢献します。

業界視点ではなくユーザー視点で
そして、エンドユーザーの近くで仕事がしたい

デジタル化に取り組み始めた城社長はインターネット活用による効果の大きさに驚くことになる。

「今でも印刷の実作業もしています。でもデジタル印刷は本当によく出来ていて工夫する必要が無いのです。ある意味楽しく無いです(笑)。その分空いた時間をIT関連に向けるようになりました。特にSNS に一番力を入れています。全く知らない方がInstagram に投稿した我々の商品を見て注文が来た事があり驚きました。SNS 恐るべしです」

デジタル印刷のビジネスは総合技、何一つ欠けても成功しない

「業界視線ではなくユーザー視線、ユーザーの皆様が認めてくださる価値でビジネスを行えば利益は出るのです。品質・スピード・価格、それらはコニカミノルタが保証してくれています。後は自分達の努力です。どんなに美味しい料理を出すレストランでも従業員が無愛想で居心地が悪ければ二度と行きませんよね(笑)。メーカーが提供してくれる「素材」をうまく料理して出し、それをお客様が喜んでいただけけるカタチで提供する。それを追求していきたいです」と城社長。

カムシーリングが作成した野老ビールのラベル

カムシーリング様によるラベルは美しいクオリティーを提供し、
ビールの味わいを高める役割を担っています。

地域内経済循環
地域経済・地産地消への取り組みによる所沢の活性化

吉村社長は「デジタル印刷機のアドバンテージにより、お客様と共にテストマーケティングを重ね案件を創造していけます。コミュニケーションが活発化され、絞り込んで価値を明確にしますから価格競争にもなりにくい。カムシーリングさんにはイベントラベルへの対応も行ってもらっているので、ユーザーのイベントへの没入感も向上しました。関係者全員の笑顔につながり地域内経済循環に貢献出来ている実感があります」と述べる。

「このような所沢の持続可能な参画型経済への取り組みに興味を示す方は年々増え、全国の「地域経済・地産地消」モデルケースと捉えられるケースが多いと聞きました。私自身もそのテーマによる講演活動も行っています」

デジタルラベル印刷をコアに、新たなビジネスを掘り起こす

城社長は「デジタル印刷機があると関係者間のコミュニケーションが深くなります。吉村社長は「小ロット対応」は一つの機能でしか無く、価値の本質はコミュニケーション能力であることを見抜いておられます。これをベースにしたブランドオーナー・消費者・印刷会社のリレーション構築が出来ればビジネスはより強くなります」と述べた。

吉村社長は「カムシーリングさんとのパートナーシップはとても大切です。組めて良かったと思っています。もちろん良い「素材」を提供して下さっているコニカミノルタにも感謝です(笑)。これからも一緒に案件創出機会を創造していきます」吉村社長はそう締めくくった。

― 吉村様、城様、ありがとうございました!

お客様プロフィール

名  称: 野老社中株式会社
住  所: 埼玉県所沢市南住吉1-13 サザンビレッジ102
創  業: 2016 年6 月
事業内容: 所沢初のご当地クラフトビール野老ゴールデン、野老ブラウニーなどの企画販売
U R L: https://www.yaro.co.jp/
野老社中様 ロゴ
事業内容: 所沢初のご当地クラフトビール野老ゴールデン、野老ブラウニーなどの企画販売
U R L: https://www.yaro.co.jp/

所沢で初めての地ビール「野老(やろう)ゴールデン」を生み出した吉村英二氏が2016 年に設立した野老社中株式会社は「コミュニティビール」と銘打って、ビールをつくる原料生産から消費まで、地域内で完結する「地域内経済循環」を形成しています。所沢の若手農家の指導のもと、消費者の市民が加入する「所沢麦酒倶楽部」のメンバーが、麦の種を畑にまき、麦を収穫し、「地産地消」と「自作自飲」を実現させています。さらに2023 年9 月、西武所沢S.C.1 階に直営ブルーハブ「野老麦酒醸造所」をオープンします。

名  称: 有限会社カムシーリング
住  所: 埼玉県所沢市南永井570-3
創  業: 1971 年4 月1 日
事業内容: シール・ステッカー印刷加工全般
U R L: https://camseal.co.jp/
カムシーリング様 ロゴ

有限会社カムシーリングは、埼玉県所沢市を拠点とし、各種印刷事業を手掛ける会社です。シール・ステッカーなどを対象にした印刷加工全般を行っています。表示ラベルの印刷から、2 層ラベルなどの特殊印刷まで、さまざまな印刷技術を駆使した美しい仕上がりが魅力です。また紙ベースやフィルムベースなど豊富な種類の素材を取り扱い、それぞれの特性を活かした印刷を行っています。一方、リサイクル素材やバイオマス素材、脱プラスチック素材なども活用し、環境に配慮した事業展開が可能です。さらにデジタル印刷を取り入れることで、短納期や小ロットなどの案件にも柔軟に対応しています。

※掲載されている情報は取材時のものであり、閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(取材時:2023年8月)

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