佐川印刷株式会社 様
AccurioPro Cloud Eye お客様活用事例レポート
佐川印刷株式会社 様
オフセット・フレキソ・グラビア・デジタルを活用し、商業・出版印刷からシール・ラベルまで幅広くビジネスを展開し、徹底した色品質管理を行っている佐川印刷株式会社様。過去にどのような色品質課題を抱え、どのように解決してきたかを伺いました。
課題:日本全国に多数ある各支店の色基準状況が見えない
弊社は印刷物の色品質管理には強いこだわりがあり、全社でジャパンカラー2011を基準とした管理を行っております。
一方で、国内8拠点の工場、北海道から九州までの各支店が多数あるため、京都本社は各支店の色基準運用状況を把握する必要がありました。かつては各支店で管理しているカラープルーフ出力紙を定期的に輸送してもらい、京都本社で品質確認と管理を行っておりましたが、この管理運用ではリアルタイムでの色基準状況が把握できないことが課題でした。
この課題に対して、色管理ソリューションTeraosで取り組みを開始し、昨年からコニカミノルタのクラウド型色管理ソリューションAccurioPro Cloud Eyeに切り替えて運用しております。
AccurioPro Cloud Eyeによる色管理改善効果
リアルタイムで各支店の色品質状況を簡単に把握
まず、全国各支店のカラープルーフの色状態をリアルタイムで簡単に把握できるようになったのは非常に大きな効果です。出力紙輸送の手間・時間・費用をカットできましたし、リアルタイムがゆえに、色状態が悪い場合の対処を迅速にできることで、適切な色状態が維持されております。また、カラープルーフの色品質が安定することで、その後の工程の後戻りなどの無理・無駄を排除することにも繋がっていると思いますね。
支店担当者の色品質管理に対する意識向上
各支店の色品質状況はクラウド上に蓄積されていき、閲覧権限のある人であれば誰でも何処からでも簡単に確認することができます。これは京都本社の色管理者に有益であるのはもちろんですが、支店担当者の色品質管理に対する意識向上が見られたことは副次的効果でした。支店担当者からすれば、京都本社から常に見られている感覚があるのではないかと思いますね。この意識変化があれば色品質は更に安定・向上に繋がっていきます。
安心感
もし、色品質状態が悪ければ、顧客によっては色校の決済からやり直しになるかもしれませんし、場合によっては刷り直しになるかもしれない、印刷物内容によっては賠償責任を問われるかもしれません。
しかし、弊社では色品質が高いレベルで安定的に運用できているため、そのような不安感を持つことなく、京都本社、各支店ともに安心感をもって業務を進行することができています。
これは目に見えない効果ではないでしょうか。
今後に向けて
現時点ではお伝えした通り、全国各支店のカラープルーフの色状態をリアルタイム管理しておりますが、今後はトナーデジタルプレスへの適用も検討しています。かつてのトナーデジタル機の色品質安定性はけして良いとは言えないものでしたが、現在のコニカミノルタのAccurioPress C6100やAccurioLabel 190は非常に高安定なシステムですし、特にAccurioPress C6100に付属しているIQ501が高安定に寄与している上、色管理時に測色操作が不要のため、色管理対象として検討できる段階だと考えています。
お客様プロフィール
佐川印刷株式会社
本社住所 | 〒617-8588 京都府向日市森本町戌亥5番地の3 |
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設立 |
創立1970年11月 設立1976年2月 |
代表者 |
代表取締役会長CEO 木下 宗昭 取締役社長 木下 寧久 |
従業員数 | 2,084名(関連会社含む)2020年1月現在 |
ホームページ |
記載されている情報は取材時のものであり、閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
- 当事例内の所属部署名、役職は取材当時にて記載したものです。
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