「コニカミノルタとの緊密な連携によって、この大規模なプロジェクトが成功を収めたことは大変喜ばしいことです。」
このプロジェクトはLHT様の出力管理環境インフラ全体の最新化を目的としており、その範囲は「発注プロセスを統合、簡素化する一方で、出力環境の透明性と既存の環境との均一化を提供して欲しい。」とのお客様の要望の通り広範囲に及んでいました。

「このプロジェクトにはハンブルグとフランクフルトの2つの拠点の7,000もの作業場が含まれており、それらのオフィス環境には9,000人もの従業員が働いています。われわれは業務フローの標準化、管理業務の効率化と、コスト削減を追求しました。結果的に当社の高い期待値に沿うものが提供されました。財務の観点で見ても、出力システムを集約して、台数を削減したことが大幅なコスト削減に繋がりました。今後はコニカミノルタとともに、全てのオフィスでの出力環境をより安心かつ安定的なものにしていきたいと考えています。」

コニカミノルタのサービスを導入した結果、コストの低減以外に、より少ないハード構成で標準化されたインフラ、機器モニタリングによる容易な管理、迅速なサービス対応といった成果が得られました。コニカミノルタのOPS導入以前は、当社には5社の35機種もの出力機がありました。それが現在では、高い操作性を実現する共通の操作用パネルを備えたbizhubC360とbizhub C552を含め、わずか2社の4機種に集約されました。当社の従業員は直感的に操作できるインターフェイスによる、標準化されたプリンタドライバーを活用しています。

新しい環境によるお客様のメリットとしては、サービスコール、トータルの出力枚数と消耗品の数量を記録する継続的カウント集計機能があります。機器の移設や新しいハードウェアの搬送と設置、付属品の配置などに対するロジスティックサービスも追加されました。LHT様に常駐するコニカミノルタの技術者はあらゆるサービス、サポートに関わる問題を解決するとともに、カスタマイズされたライフサイクルでの管理に基づいて、全ての機器の監視、保守サービスとメンテナンスを行っています。

「LHT様とコニカミノルタの信頼関係に基づいて実行されたこのプロジェクトは、当社のグローバル・メジャー・アカウント（GMA）のアプローチを代表する事例となりました。当社のグローバルOPSのコンセプトに従って、われわれが最初に行ったことはLHT様のご要望をしっかりと理解することでした。LHT様の従業員の方々が印刷されている様々な環境の最適化をどのように行うかを慎重に検討していきました。そしてグローバル展開を視野に入れて、関連するプロセスを調整し、非常に現実的かつ実質的な形でお客様に、導入効果を満足していただけるよう努めました。

その結果、お客様ごとに異なるご要望に最適化するソリューションを提供するだけではなく、全世界で一貫した運用管理をご支援するグローバルアカウントプログラムを構築できたのです。われわれはこのプログラムをGMAのプロセスに基づいて策定しました。そして「open and honest」など当社の6つのコアバリューを念頭に置き、当社のお客様に対するお約束である “Giving Shape to Ideas” に則って実行することで実用的かつ革新的なソリューションを創造できたのです。LHT様のようなお客様をご支援することを通じて、私たちは世界中でビジネスの新たな価値創造に繋がる自分たちの情熱を再認識できるのです。

GMAのアプローチは常に、“Think global, act local” の原則に従っています。グローバルな観点は貫きつつ、お客様との長期的な関係を視野に入れて現地に即した形でサービスの提供と運用を実行してまいります。