コニカミノルタは、経営理念「新しい価値の創造」の実現により、力強い成長を続けるとともに、「社会に支持され、必要とされる会社」となることを目指しています。そのため、事業活動を通じて社会の質を向上させる価値を生み出し、社会的課題の解決に貢献していきたいと考えています。
コニカミノルタのCSR活動は、こうした経営理念と「コニカミノルタグループ行動憲章」を基本としています。その理解と実践のよりどころとして、全世界共通の「コニカミノルタグループ行動憲章ガイダンス」を作成し、行動憲章の各項目における望ましい行動を示しています。その中で、国連が提唱し、コニカミノルタ株式会社も署名している「グローバル・コンパクト」をはじめ、「世界人権宣言」などの国際的な社会規範を尊重し、その理念に即して行動することを明記しています。
CSRの重点目標の設定にあたっては、まず、さまざまなコミュニケーションを通じて得られたステークホルダーの皆様の声から、関心や要望の高い項目の把握に努めました。また、グローバル・コンパクト、ISO26000をはじめ、CSR関連の国際的要請事項を検討。さらに、各分野の事業計画の策定にあたって検討されたリスクと機会を集約、整理しました。これらの結果に基づいて、社会的な重要度が高く、かつ事業に与える影響度が大きいと思われる課題を抽出し、コニカミノルタの重点目標としました。