パルスオキシメータ　よくあるお問い合わせ・Q＆A

A1.耐用期間内であれば特に定期的なメンテナンスは必要ありません。
使用前、使用後に外観上で異常がないか、機能面に異常がないかなどの点検をしていただき、
もし異常を感じられた場合は、機器をご購入された販売店か修理問い合わせ窓口にご相談ください。

また、耐用期間を超えた場合には、適切な保守点検の上でも、当初の性能を維持し続けるには限界があります。
安全のためにも、耐用期間を過ぎた医療機器は、計画的にできるだけ早めに更新されることを推奨します。

A2.その日の始業時（使用前）に機器が機械的な損傷を受けていないか、機器が正常にかつ安全に動作しているかを確認して下さい。
また、使用後は挿入部等を清拭してください。
詳しくは、製品の取扱説明書の保守点検・清掃のページを必ずご確認ください。

A3.以下の注意事項を遵守してください。
・機器の取扱説明書に記載のある温湿度の範囲内で保管してください。
・水の掛かる場所に保管しないでください。
・気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気や強度の磁気などにより、製品に悪影響を生じるおそれがある場所に保管しないでください。
・傾斜、振動、衝撃（運搬時を含む）などがある、不安定な場所に保管しないでください。
・化学薬品の保管場所の近くや、ガスが発生する場所に保管しないでください。

また、2週間以上機器を使用しない場合は、乾電池を取り出してください。乾電池の液漏れが故障の原因になります。

A4.保証期間はメーカーによる無償修理保証期間を意味し、耐用期間は製品ごとにメーカーが定めた耐用寿命を意味します。

保証期間
保証期間とは、期間内に故障が起きた際に、ユーザーに使用上や保管上の過失が無い場合に、メーカーの責任において無償修理等に応じる期間のことです。

耐用期間
耐用期間とは薬機法上の用語で、機器の標準的な使用状況と標準的な保守状況の中で、消耗品等を交換したり、修理・オーバーホールを繰り返したりしても、その機器の信頼性・安全性が目標値を維持できなくなると予想される上限の期間（年数）のことです。医療機器では個々の製品ごとに必ず耐用期間が設定されており、添付文書等にその年数が記載されています。

耐用期間の設定方法には統一された基準はなく、各社の自己基準で設定されます。コニカミノルタでは、耐用期間内での使用回数を想定し、その回数での使用試験を行い、機能・性能を満足することを確認しています。

耐用期間を超えた製品は使えないわけではありません。また医療機器の適切な保守点検は機器の性能や安全性を高め、機器が安定して使用できる状態を維持し、使用年数の長期化につながります。しかし、耐用期間を超えての使用は、故障が起きやすくなる可能性があり、医療事故につながるリスクとなります。耐用期間を過ぎた医療機器は、適切な保守点検の上でも、当初の性能を維持し続けるには限界があります。安全のためにも、耐用期間を過ぎた医療機器は、計画的にできるだけ早めに更新されることを推奨します。

また、「耐用期間」に似た用語として「耐用年数」がありますが、これらは全く別のものです。

耐用年数
通常は、機械設備や建物等の、税法における減価償却資産の耐用年数を意味します。

A5.取扱説明書等の注意書きにしたがった正しい使用しているにも関わらず、保証期間内に故障した場合にのみ無償修理となります。

保証期間内でも次の場合には有償修理となりますのでご注意ください。
・使用上の誤りおよび不当な修理や改造による故障および損傷
・お買い上げ後の落下、過度の荷重、水没、水かかりなどによる故障および損傷
・地震、水害、落雷、その他の天災地変、または火災・爆発等本器の設置場所における事故による故障および損傷
・正規の部品・消耗品以外を使用した場合等、故障が本器以外に起因する場合
・本書記載の注意事項に反する取り扱い、本書で推奨されていない使用方法による故障および損傷
・点検・修理等の依頼内容（不良現象、保証期間等）が明確でない場合

A6.乾電池を抜いて保管する事を推奨します。
長期間使用しないで保管した場合、乾電池が液漏れし、故障する場合があります。
目安として2週間以上機器を使用しない場合は、乾電池を取り出してください。