パルスオキシメータの歴史

このページでは、血中酸素飽和度(SpO₂)が測れるパルスオキシメーター誕生までの歴史について紹介しています。

指先パルスオキシメータはコニカミノルタが発明

1977年発売 OXIMET-1471

1977年発売 OXIMET-1471

体の状態(バイタルサイン)を測る技術には、おおよそ400年の歴史があります。

体温測定がもっとも古く、1612年イタリア(サントリオ)で発明されました。
それ以外のバイタルサイン測定については、科学技術が大きく発展した19世紀末からで、心臓の動きを測る血圧計の発明がやはりイタリアで1896年(リバロッチ)、少し遅れて20世紀初頭の1903年にドイツで心電計(アイントーフェン)が発明と、全てヨーロッパで発明されています。

心電計の発明から70年以上が経過した1974年に、耳鼻で測定するタイプのパルスオキシメータの基本原理となる特許が初めて日本で出願されました。更に、1977年に指先で測るタイプのパルスオキシメータ(『オキシメータOXIMET MET-1471』)がミノルタカメラ(現コニカミノルタ)より商品化されました。

世界初の商用パルスオキシメータOXIMET-1471はアメリカにも輸出され、アメリカを舞台としたパルスオキシメータの開発競争が勃発、技術革新が急速に進み20世紀中には全世界でなくてはならない医療機器の立場を得るようになりました。

指先パルスオキシメータはコニカミノルタが発明