人的資本
基本的な考え方
プロフェッショナル人財集団への進化
コニカミノルタは、グローバルレベルで加速しているデジタルトランスフォーメーション(DX)の広がりのなか、社会から必要とされる会社として持続的な成長を続けるために、プロダクト主体のビジネスから、画像やデータを活かしたサービス主体のビジネスへと業容転換を図ってきました。
それを確固たるものにするための最も重要な資産は「人財」だと考えています。以前のようなプロダクト主体のビジネスにおける資産は、例えば生産設備のように会社が所有しているモノであり、人財に求めるのは資産を有効活用する能力やスキルでした。一方、デジタルの力を活かしてサービス主体のビジネスを展開するには、従業員一人ひとりが優れた知識や知見、独自のスキルを持ち、顧客の個々の課題を捉え、前例がないなかで課題解決のために自律的な考えに基づく行動をとること、すなわち、プロフェッショナル人財であることが必要になります。
プロフェッショナル人財が集団として、最高のパフォーマンスを発揮するためには、それを可能とする組織風土や文化の醸成と、個々の力を引き出す制度・オペレーションの構築の両方が必要です。そしてこれらの取り組みをベースとした人財の引きつけ・育成・活躍推進を進めることで、組織のパフォーマンスが最大化されると考えています。