マジカラー活用例「同人誌を作ってみよう!」後編
予算に上限がないなら、美術印刷のような最高級の印刷方法を選ぶことが出来ます。
でも現実には予算があって、同じ金額なら出来るだけ綺麗に、同じ出来栄えなら出来るだけ安く、というのが多くの同人作家の希望ではないでしょうか。
自宅プリントの場合も紙のコストは気になります。
紙にこだわりがない場合、作品を損ねない範囲でお安いものを選びたいものです。そこで、普通紙でプリントした場合、どれだけ綺麗に仕上がるかを調べてみました。
普通紙で裏うつりを検証
普通紙の中でも薄手でエコノミーな紙を使用。
薄手の紙を使った時、気になるのは裏うつりです。「magiまじょっ!」はコミックスタジオの便利機能が嬉しかったので、ついついフルカラー漫画にした作品。裏までインクが染みると困ります。
magicolor1690MFでプリントしたものも、裏側のページの描き文字が透けて見えています。紙が薄いので、さすがに仕方なさそうです。
インクジェットプリンターの方は、裏側からインクが染み込んでいるようです。裏が透けて見える、というよりは背景の一部???
とはいえ、しずかちゃん(主人公)の顔や髪の毛に裏側の描き文字が染みついているのは残念過ぎます。
インクジェットプリンター用で、同時に両面印刷用の専用用紙も市販されているので、そちらを使えば裏うつりはかなり防ぐことは出来るのだと思いますが……そういった専用の紙は、少々お高いので選択したくないわけです。
かなりお安い、薄い紙なので、無地の白い部分に裏側の描き文字がすけて見えます。
白い部分だけでなく、髪の毛や顔にも、裏側の文字や絵が染みているようです。