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- オプト事業
2011年夏以降、液晶業界全般に調整色が強まる中、年初から新製品を投入した視野角拡大用VA-TACフィルムの販売が韓国および台湾向けに好調に推移しました。また当社の強みとする薄膜タイプのTACフィルムも順調に採用実績があがり、これらを合わせた当期のTACフィルム全体の販売数量は前期を上回りました。
HDD用ガラス基板は、上半期にはPCメーカーでの生産調整、下半期には一部のHDDセットメーカーがタイ洪水に被災した影響を受け、当期の販売数量は前期並みの水準に留まりました。光ディスク用ピックアップレンズは、ブルーレイディスク用、DVD用とも市況は好転せず、当期の販売数量は前期を下回りました。
回復傾向にあったデジタルカメラ・ビデオカメラ向けレンズユニットは、タイ洪水の影響を受けた一部顧客からの受注が停滞し、当期の販売数量は前期を僅かに上回る水準に留まりました。一方、カメラ付携帯電話用光学ユニットは、上半期は低調であったものの下半期からの採用機種の拡大に伴い、販売数量は前期を上回る水準を確保しました。
これらの結果、当期のオプト事業の売上高は1,243億円(前期比4.3%減)となりました。営業利益は、一部製品での売上減少や価格低下による減益影響を、主力製品の販売増やコスト低減、経費削減などでカバーし、140億円(同9.6%増)と減収ながらも増益を確保しました。
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