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ユニバーサルデザイン
“アクセシビリティ”と“ユーザビリティ”を備えたものづくりを追求しています。
ユニバーサルデザインに対する考え方
コニカミノルタは、年齢、性別、体格差や障がいの有無に関わらず、できるだけ同じように簡単に使えることを目指す“アクセシビリティ”と、どなたにも快適に使えることを目指す“ユーザビリティ”、この双方を高いレベルで実現する「ユニバーサルデザイン」の考え方に基づいたものづくりを実践しています。
とくに、さまざまな方が働く場であるオフィスで使用されるデジタル複合機について、この考え方を重視しています。そのため、独自のきめ細かい基準を盛り込んだ「ユニバーサルデザインガイドライン」を作成し、これに基づいた設計を行っています。
カラーユニバーサルデザインの導入
色の見え方には個人差があり、特定の色の光を感じにくい方も多数おられます。どのような色覚の方にも情報が正しく伝わるように配慮されたデザインが「カラーユニバーサルデザイン」です。
コニカミノルタでは、2007年発売のデジタルカラー複合機「bizhub(ビズハブ)C650/550」から、表示ランプの色や操作ボタンの配色、形状などに、この考え方を導入しています。同機種は、NPO法人のカラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)が認証する「CUDマーク」を取得しました。なお、この認証は、同機種以降の新製品で積極的に取得しています。
事例:CUD認証を取得した色計測機器
コニカミノルタが2009年12月に発売した、分光測色計※1「CM-5」および色彩色差計※2「CR-5」は、色計測機器の分野で初めてCUD認証※3を取得しました。
両機種とも、すべての画面や操作パネルスイッチのデザインにおいて、どのような色覚の方にも見分けやすい配色を行うとともに、形や線種、塗り分けパターンの違いなどを活用して、多くの方に使いやすいように配慮しています。さらに、色の表現として「あざやか」「にぶい」などの言葉を表示することで、色彩の理解を補助しています。
食品、医薬品、化粧品をはじめ、色管理を必要とするさまざまな開発・生産現場で、色覚の個人差に左右されることなく測定が可能です。
- ※1
- 分光測色計: 波長ごとの複数のセンサーで、高精度に測色する機器。
- ※2
- 色彩色差計: 人間の眼に対応する赤・緑・青の3つのセンサーで簡便に測色する機器。
- ※3
- CUD認証: NPO法人CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)による認証。
複合機のセキュリティー機能
ドキュメント情報の機密管理機能を搭載しています。
ドキュメントセキュリティー機能
昨今、不正アクセスやウイルス感染、情報漏洩など、情報セキュリティーに関わる問題が多発しています。ネットワークの情報ステーションとして進化を続けるデジタル複合機についても、ドキュメント情報に関する機密漏えい対策の必要性がますます高まっています。
コニカミノルタでは、こうした社会の要請に応えて、さまざまなセキュリティー機能を開発しています。また、お客様が安心してお使いいただくために、以下の機能を標準仕様で搭載しています。
■ユーザー認証機能
ユーザー単位で利用権限を設定できます。
■部門管理機能
ユーザー認証との組み合わせで、きめ細かい利用権限とコストの管理を可能にします。
■ネットワークセキュリティ
信頼していないPCや装置からの不正アクセスを防ぐIPフィルタリング機能、ネットワーク上のデータの盗聴を防ぐIPsec機能、SSL機能、最新機種ではIEEE802.1X機能をサポートしています。
■データ消去機能
ハードディスクに書き込まれたドキュメント情報を、ジョブ終了後やハードディスクの廃棄時に完全消去する機能です。
■ボックスセキュリティ
ユーザー認証機能、部門管理機能に加え、さらにボックスパスワードや機密文書パスワードでお客様のドキュメント情報を保護します。
■暗号化
暗号化したPDFドキュメントの作成、ドキュメントを暗号化してのメール送信などができます。ハードディスクに書き込む情報を暗号化することもできます。
セキュリティー機能の信頼性保証
コニカミノルタでは、セキュリティー機能の信頼性を保証する国際標準規格である、ISO15408の認証取得に早くから取り組んできました。その結果、2002年12月に発売したデジタル複合機「bizhub(ビズハブ)7145」以降、ほぼすべての機種で、この認証を取得しています。
バイオメトリクス(生体認証)によるセキュリティー
指の静脈パターンを利用したバイオメトリクス(生体認証)により、精度の高い認証を簡単かつスピーディーに行える「生体認証装置AU-101/AU-102」を、デジタル複合機やプリンターのオプションとして用意しています。標準搭載のIDとパスワードによる認証機能と組み合わせて、さらにきめ細やかな管理を行っていただくことが可能です。
バイオメトリクスによる認証は、認証装置に指をかざすだけの簡単操作に加え、偽造が困難な個人の静脈パターンで判別するため、より確実にユーザー単位の利用権限設定と利用管理が行えます。また、指をかざすだけでプリントデータが出力開始されるため、他の人に出力物を見られたり、誤って持ち去られることも防止できます。
■生体認証装置「AU-102」