循環型社会の実現
計画と実績
2030年に目指す姿と2025年度の中期計画
2030年に目指す姿:自社資源の有効利用を進めつつ、お客様・調達先などでの資源の有効利用貢献量を創出
関連するSDGs:
テーマ | 指標 | 実績 | 目標 | ||||||
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2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |||
お客様の業務プロセス変革で資源を有効利用 | 社会・環境価値 お客様における排出物削減量(万トン) |
32 | 32 | 34 | 36 | 36 | 38 | 40 | |
経済価値 ソリューション売上高(億円) |
530 | 599 | 793 | 836 | 890 | 970 | 1,000 | ||
自社拠点、自社製品・サービスの資源を有効利用 | 自社生産拠点での環境負荷低減※1 | 社会・環境価値 排出物削減量※2(万トン) |
0.06 | 0.13 | 0.17 | 0.16 | 0.02 | 0.16 | 0.17 |
経済価値 排出物削減金額換算(億円) |
1.3 | 2.6 | 4.7 | 6.1 | - | 6.5 | 6.7 | ||
自社製品サービスの使用による環境負荷低減 | 社会・環境価値 省資源・再生資源活用量(万トン) |
1.2 | 1.2 | 1.2 | 1.3 | 1.3 | 1.4 | 1.4 | |
うち、循環資源(再生材料・バイオ材料)の活用料(万トン) | - | - | - | 1.0 | 1.0 | 1.1 | 1.1 | ||
経済価値 グリーンプロダクツ※3売上高(億円) |
6,760 | 5,970 | 7,766 | 7,728 | - | - | 7,350 |
- 注
- 2021年度に施策効果の算定方法を変更したので2020年度に遡って目標、実績ともに修正しています。2023年度実績を受けて、2024年度、2025年度目標を見直し修正しています。
- ※1
- 2020年度~2022年度/2023年度~2025年度の各中期計画期間ごとに累積削減効果を集計しており、各期間初年度から当該年度までに実施した施策の削減効果を各年度ごとに合計。
- ※2
- 日本国内で施行された「プラスチック資源循環促進法」に基づくプラスチック使用製品廃棄物の排出抑制および再資源化の活動において、日本国内の主要拠点でのプラスチック排出物の排出抑制を含む目標として設定。
- ※3
- グリーンプロダクツ:2023年度にサステナブルソリューションから名称変更。社会環境課題の解決に資するソリューションを定義し、その認定を行い、拡販につなげることで、社会環境課題の解決を進める。
計画
コニカミノルタでは、2025年までの中期計画の中で、「自社のソリューションによってお客様の業務プロセスを変革し排出物を削減した量」と、「自社の製造プロセスからの排出物削減量」「自社の製品サービスで使用する資源の有効利用量」、それぞれにKPIを設定し達成に向けて推進しています。
お客様の資源有効利用では、産業印刷業界でのアナログ印刷をデジタル印刷へ変革することで印刷版・試し刷りなどの資源を削減する効果などで排出物の削減量を見込んでいます。
自社生産拠点では生産性の向上や副資材の削減施策によって排出物の削減量を、自社製品の資源は小型軽量や再生材料の積極使用によって資源を有効に活用する量を増やすことを見込んでいます。
実績
2023年度の実績について、「お客様の業務プロセス変革で資源を有効利用」については主力の商業用/産業用印刷機のお客様への導入によって、計画どおり資源有効利用の効果創出となりました。
「自社の製造プロセスからの排出物削減量」では生産における、良品率の改善策などが計画よりも効果創出し、早期に大幅な計画達成となりました。
「自社の製品サービスで使用する資源の有効利用量」については、省資源製品の拡大、採用される循環資源量の拡大によって計画どおりの実績となりました。
特に循環資源の投入量については、2025年度には投入資源における再生材料およびバイオ材料の割合を1.1万トンまで高める計画です。2023年度には1.0万トンまで高まりました。