マーケティングスキルとは、商品やサービスを効果的に販売促進する戦略を企画・実行する能力を指します。
マーケティングには、企業ブランディングや市場調査、データ分析など様々な施策があり、どの施策を行う場合にも役に立つスキルといえます。具体的には以下のようなスキルが求められます。
営業企画や広報などの部門で働く担当者に、マーケティングスキルが求められるのはなぜでしょうか。
近年の日本では顧客のニーズが多様化し企業間の競争力が高まっていることで、他社とは異なる自社の強みや価値を提供できるマーケティングスキルが欠かせません。
最新の市場動向を掴み、競合他社の動きに注目しつつ、収集したデータを分析することでニーズを把握し、顧客に寄り添った上で「自社だからこそできる」提案を行うことが求められています。
新聞や雑誌、テレビ、インターネットに続いてSNSも新たな情報収集のツールとして普及しました。デジタル化が進む現代社会では瞬時に情報が拡散され、トレンドも目まぐるしく移り変わります。
そのため従来のアナログ的な手法によるマーケティングだけではなく、こうしたデジタル化に対応した新たなマーケティング手法も求められていることも大きな理由の一つに挙げられるでしょう。
ヒット商品を生み出したとしても、その後トレンドの移り変わりによって売上が大きく減少することも珍しくありません。安定的な売上を維持するためには、企業や商品、サービスのブランド価値を向上させて、顧客からの信頼を得る必要があります。
マーケティングスキルを習得するにはどういった方法があるのでしょうか。スキルアップのためのポイントもあわせて紹介します。
マーケティングスキルを身につける上で大切なのは、理論や技術を学び実務経験を積むことです。
書籍などで知識を学びつつ自ら実際に市場調査を行い、関係者とコミュニケーションをとって企画し、ツールを駆使して実行・結果の分析までを行うことで、マーケティング業務を体感し身につけることができます。
また分析の結果から目的が達成されたかを振り返り、次の施策に活かすというサイクルを回すことで、マーケティングスキルが向上されます。
マーケティングの手法は時代とともに変化するため、継続的に学ぶことが必要です。
最新のマーケティング情報を発信しているサイトやSNSをチェックすること、セミナー・研修などへ積極的に参加することで様々なマーケティングを学ぶことができます。そこで得た知識やノウハウを実務で活用できないか模索し、挑戦していくことで力となります。
マーケティングに関する知識や知見を深めるために、専門的な資格取得に挑戦してみるのもおすすめです。
総合的な知識を体系立てて学ぶことでスキルがアップデートされ、また最近注目を集めているリスキリングに繋がります。
マーケティング関連の資格にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
今回は、マーケティングスキルを習得するために役立つ4つの資格を紹介します。
「マーケティング・ビジネス実務検定」はマーケティングに関する総合的な知識を問う資格です。
業種を問わずマーケティングに関わるすべての人に役立つ資格であり、難易度に合わせてA〜C級に分かれています。マーケティングの実務経験がない方はC級から挑戦してみましょう。C級は年4回、B級は年3回実施され、どちらもWEB試験となります。A級は年に1回の実施で、会場試験となります。詳細は主催団体である国際実務マーケティング協会のWEBサイトでご確認ください。
インターネットを活用したマーケティングに役立つ資格が、一般社団法人ウェブ解析士協会の「ウェブ解析士」です。データを読み取り、正しい判断ができるウェブ解析スキルを習得することを目標としています。
学習は協会が発行している公式テキストを中心に、認定講座を受講することでより理解を深められるでしょう。試験は年間20回以上(およそ月2回)実施されており、WEB試験のため自宅での受験が可能です。試験についての詳細は一般社団法人ウェブ解析士協会のWEBサイトでご確認ください。
Google アナリティクスとは、WEBサイトのアクセス解析を行う専用ツールであり、このツールに関する専門的な知識やスキルを問う資格が「Google アナリティクス 認定資格」です。
Google アナリティクス は無料で利用できるので企業からのニーズも高く、マーケティングの即戦力を身につけたい方におすすめの資格といえるでしょう。試験も無料で、24時間WEB受験が可能です。試験についての詳細は、Google トレーニング プラットフォーム「Skillshop」をご確認ください。
データ収集分析スキルを高めるためにおすすめなのが「統計検定」です。その名の通り、統計学の基礎知識や応用力を問うもので、国際的にも通用するスキルを身につけられます。
難易度に合わせて4級から1級までのランクが用意されているほか、統計調査士やデータサイエンスなどの検定試験もあり、初心者からでも挑戦できます。1級以外はパソコンで解答するCBT方式の試験を採用しており、全国の試験会場で受験可能です。試験についての詳細は一般財団法人統計質保証推進協会のWEBサイトでご確認ください。
今後もデジタル化やDXの推進が続くことが予測できるなか、企業がさらに成長していくためには、全社的なマーケティングへの取り組みがカギとなるでしょう。従業員のマーケティングスキルを向上するには、積極的なセミナーや講座への参加推進、資格取得の奨励、マーケティングツール導入による実践のサポート体制などを構築することも、有効な手段の一つとなりそうです。
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いいじかん設計 編集部
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