コニカミノルタ

コニカミノルタについて

ソーシャルイノベーション

自動車の外観検査プロセスを変革
-自動外観検査システム

関連するSDGs

自動外観検査システム

課題

自動車外観検査の品質向上・安定化、省人化

コニカミノルタのソリューション

トンネル型自動検査技術によって、塗装欠陥やボディ建付検査を自動化。AIデータ解析により欠陥の詳細分類・分析や自動修正も可能に。

自動車の製造ラインでは、長期化する人手不足を背景に自動化ニーズが高まっています。なかでも車体の塗装や建付けなどを確認する外観検査は、現在でも人による目視検査に依存している部分が多く、検査精度の向上・安定化、省人化が大きな課題となっています。
コニカミノルタグループでは、従来からの強みである外装の色計測・管理に、2019年からグループに加わった自動車外観検査の有力企業であるEines Systems社の自動検査技術を組み合わせることで、品質検査の自動化やライン不良の真因解析、塗装欠陥の自動修正を可能としました。トンネル型を特長とする塗装欠陥自動検査システムや隙間段差の自動計測システムは、自動車製造のライン上での非接触・自動検査を実現しています。塗装欠陥検査システムでは、シャープペンシルの芯の直径ほどの欠陥も見逃しません。また、AIデータ解析により塗装欠陥の詳細な分類・分析も可能です。
同システムは、検査精度の向上や検査員の効率的配置の実現に加え、欠陥の分析結果から発生原因に遡って改善することによる品質ロスの低減や、取得した欠陥データをトレーサビリティや工場のDXへ活用することにより、外観検査だけでなく工場全体の自動化の推進にも貢献しています。
現在、コニカミノルタは、塗装外観検査、隙間段差計測などのトンネル型検査装置において、グローバル・ジャンルトップのポジションにあり、これから更なる普及に向けて取り組んでいます。今後は普及、発展が進むEV(電気自動車)の製造ラインにおいても、多様な検査ノウハウと技術で貢献していきます。

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