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温度を “見える化” しデータ活用する
「温度モニタリングソリューション(TMA)」を提供開始

2021年12月22日

コニカミノルタジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大須賀 健、以下コニカミノルタジャパン)は、「温度モニタリングソリューション(TMA)」の提供を開始しました。
既に提供しているMOBOTIXのエッジサーマルカメラの火災予防ソリューションと組み合わせて温度のモニタリングを行うことで、火災予防だけでなく設備保全・品質管理に寄与します。

MOBOTIXとTMAが提供する価値

MOBOTIXのサーマルカメラは、遠隔から非接触で表面温度(-40°~550°)を測定し、目に見えない温度を捉え「面データ」として “見える化” します。TMAで測定温度データの履歴を残し、時系列に追跡する事で、定常状態の把握が可能となり閾値の設定を支援します。

1.設備機器の劣化や故障の予兆を発見

温度の履歴・分布・時系列変化を蓄積することで、劣化や故障の予兆発見に繋げることができます。例えば、サーマルカメラによる異常個所の発見事例として、工場内の熱交換器で予定していた補修箇所とは別に、想定外の熱ムラを温度モニタリングにより確認することで、事故が起こる前に補修が必要な箇所の発見に有効であると考えています。

参考:写真(グループ会社工場事例)

2.材料や製品の品質を管理

加熱・冷却後の温度履歴・分布から傾向を分析して温度管理をすることで、品質の標準化に活かすことが期待されます。例えば、フィルム工場や食品工場では、温度モニタリングを活用することで、加工した際の温度状況の管理が容易になることで、品質の優劣や歩留まり抑制に繋がり製品の品質向上に寄与すると考えています。

3.温度異常による火災を予防

異常熱や発火危険温度を履歴から予測して設定温度を検知次第、通知し火災を予防します。
サーマルカメラによる面の監視で設定したエリア(最大20箇所)の異常な表面温度や温度変化率を早期発見して、パトライトの点灯やメール通知といった様々な方法で通知し、異常時の初期対応を支援します。従来の「火災予防ソリューション」では、異常温度を設定する際に、適切な閾値を割り出すためのデータが不足しているケースが多くありました。TMAの導入により、設備の温度履歴から定常状態の把握が可能となり、実データに基づいた閾値の設定を支援します。
また、TMAを利用すれば4台までのサーマルカメラを一括管理することができ、従来難しかった、温度測定領域設定や温度情報の統合管理を実現します。加えて温度の履歴管理だけでなく、可視画像でも保存されるために実際に何があったかを視覚的に捉えることができます。

温度の “見える化” に取り組むコニカミノルタ

コニカミノルタは、顧客の “みたい” というニーズに応えるソリューションを提供することで、将来的な社会課題の解決に貢献することを目指しています。その中のひとつとして、ドイツの関係会社であるMOBOTIX社のサーマルカメラを利用した温度の “見える化” 技術への取り組みがあります。
昨年は、新型コロナウィルス感染症拡大防止に貢献するためにサーマルカメラで人の表面温度を計測し、発熱の恐れがある対象を検知して通知する「発熱スクリーニングソリューションTSA(Temperature Screening App)」の提供を開始しており、現在も世界中の利用者の声を元に改善を続けています。また、この夏には、対象エリアの物体温度を面で常時監視し、視覚では見えない異常熱をいち早く検知して通知する「火災予防ソリューション」の提供をはじめました。この度開発したTMAは、検知して通知するスクリーニングを目的とした今までのものから一歩進んで、連続測定データを保存してモニタリング管理することを目的としています。
現在も、MOBOTIX社カメラからのサーマル画像を活用した、社会課題解決のためのソリューションを開発中で、温度を “見える化” する商材のラインアップをさらに拡充し、顧客の “みたい” の実現を目指してまいります。

コニカミノルタグループは、これからも温度を面でモニタリングする本ソリューションを、様々な業種の顧客に提供し、現場のDXに貢献してまいります。

お客様のお問い合わせ先

https://bs-offers.konicaminolta.jp/fm-mobotix-contact.htmlNew Window

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