ディスプレイ用機能性フィルムとは?
- 画面を守り、視野を広げる
当社は液晶ディスプレイ向けに、偏光板保護フィルムと位相差フィルムを主力製品として提供しています。液晶ディスプレイには2枚の偏光板が存在しており、それぞれを保護・機能強化するこれらのフィルムは、高品質な映像表示を支える重要な要素です。
位相差フィルムは、斜めからでも鮮明な映像表示を可能にし、大型テレビの普及に大きく貢献してきました。私たちの技術は、家庭のリビングでの快適な視聴体験や団らんのひとときを支え続けています。

当社製品用途
- 市場の変化を捉え、多彩な商品を展開
コニカミノルタはこれまでもフラットパネルディスプレイ業界においてサプライチェーン上で必要不可欠な価値を提供すべく、市場変化を先読みした商品を提供してきた。テレビ用途では、従来の保護フィルムと位相差フィルムに加え、1枚構造のVA-TACを開発し、業界のトップポジションを維持してきました。現在では、耐水性を強化したTACフィルム、さらに高い耐水性を備えたCOPフィルム(SANUQI)を製品化し、テレビやOLEDテレビ向けに展開しています。
IT用途では、業界初となる40μm品を皮切りに、現在は高硬度保護フィルムを展開しています。
モバイル用途では、さらなる超薄膜化を追求しTACフィルムやSANUQIといった製品を展開しています。
当社の技術革新は、さまざまな用途において新たな価値を提供し続けています。

サプライチェーンと顧客
- フィルムでつなぐ、顧客と未来
テレビやスマートフォンをはじめとする多様な分野に向けて、高機能性フィルムを提供し、世界中のディスプレイ業界を支えています。
サプライチェーンの上流を担い、顧客の約7割が海外というグローバルな展開を実現。多岐にわたる顧客との強固なパートナーシップを築きながら、技術力と製品開発の知見を活かし、顧客のワークフロー変革と新たな価値創出に貢献しています。
当社の技術革新は、さまざまな用途において新たな価値を提供し続けています。

顧客との価値共創事例
- サプライチェーンのロス・コスト・環境負荷の低減
ディスプレイの大型化に伴い、偏光板保護フィルムの使用効率低下やコスト増が課題となる中、当社は従来比で巻長を大幅に延長した「長尺フィルム」と最大2.6m幅の「広幅フィルム」を開発しました。顧客との継続的な対話を通じて品質面での懸念を解消し、これらのフィルムの採用を実現。さらに、溶液流延製膜技術や新たな生産方式を活用し、不良の抑制と幅選択の柔軟性を確保しました。
これにより、切り替え時のロスを削減することで、サプライチェーンの効率化によるコスト削減と、廃棄物や輸送CO2の削減を同時に達成しています。

お問い合わせ
コニカミノルタ株式会社 機能材料事業部 事業統括部 営業部
TEL:078-991-3641
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