気候変動への対応
販売活動での脱炭素社会の実現
販売活動にともなうCO2排出量の削減
営業車両へのエコカーの導入と、エコドライブの推進
コニカミノルタは、世界各国の販売会社で営業車両利用にともなうCO2排出量を管理し、その抑制に努めています。販売・サービス活動の効率化による移動量の削減や、CO2排出量の少ないエコカーの導入、エネルギー消費を抑えるエコドライブなどの施策を推進しています。
日本の販売会社でのエコドライブの取り組み
コニカミノルタジャパン株式会社では、社有車に「車両運行管理システム」を導入しています。本システムは、車両の運行状況に関する情報(急加速、急減速といった危険運転の有無や運転時間、アイドリング時間、燃費など)を常時収集し、蓄積するものです。これらのデータを、安全運転指導はもとより、各車両のアイドリング時間データを可視化して、燃料消費をできるだけ抑えるエコドライブの取り組みのために用い、車両による環境負荷低減を図っています。
また、エコドライブ推進のためにアイドリングストップ車を積極的に採用しています。
フランスのショールームの環境配慮ラベル取得
印刷施設では、お客様の制作物完成を目指し、多くの印刷が必ず発生しますが、エネルギーや資源の消費による環境への影響にも配慮する必要があります。
フランスの販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズフランス社では、自社ショールーム(Digital Imaging Square)において、印刷業者が自社施設の環境管理に関する主要な基準を遵守していることを保証するラベルImprim’Vertを取得しました。
ドイツにおける展示会、フェアのカーボンオフセット
コニカミノルタビジネスソリューションズ(欧州本社)社(ドイツ)は販売促進を目的とする展示会やフェアの参加・開催における自社出展の際に発生するCO₂をすべてオフセットし、カーボンニュートラルな販売活動を目指します。
POD(Print On Demand)サービスによる環境負荷削減への貢献
お客様の印刷業務を請け負うことで、コスト削減や省エネルギーに貢献します。
キンコーズジャパン株式会社が提供するPODサービスは、お客様のご要望に応じて短期間で印刷するサービスです。例えば、お客様の業務繁忙期に本サービスを利用いただくことで、ピーク時の印刷量に見合う台数のプリント機器をお客様自身で常備する必要がなくなります。これにより、お客様の機器導入・維持に掛かるコストが抑えられるとともに、社会全体の資源・エネルギーの節約にもつながります。
カーボン・オフセットサービスの取り組み
オフィスプリント、プロダクションプリントでのカーボン・オフセット
コニカミノルタビジネスソリューションズ(欧州本社)社(ドイツ)では、2015 年7月からオフィスプリントおよびプロダクションプリント機器を対象に調達段階から使用段階まで、製品ライフサイクルの各段階で発生するCO2 排出量を排出権クレジット使用により相殺(排出権で埋合せ)するカーボン・オフセットサービス「enabling carbon neutrality」(エナーブリング カーボン ニュートラリティー)を欧州全域で導入・展開しています。
これまでドイツ、フランス、オランダなど11カ国で導入実績があり、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量をオフセットしました。さらにはこれらの活動に加え、通勤および出張などの自社活動、国際的な展示会などのイベントで発生したCO2排出量についてもカーボン・オフセットを実施し、期間累計で7万9千トン以上のCO2排出量をオフセットしました。さらなる持続可能な地球・社会の実現に貢献していきます。
新たに、コニカミノルタジャパン株式会社は、デジタル印刷機(AccurioPress)導入に際して、製品ライフサイクルで排出されるCO2量を算出し、カーボン・オフセットに必要なCO2量に相当する J-クレジットをコニカミノルタジャパンが提供することで、顧客はCO2排出量が実質的にゼロになる製品を利用できるサービスを開始しました。これにより、顧客企業における温室効果ガス排出削減への取り組みを実現し、環境に配慮した印刷物を求める企業へ広く訴求することでビジネス機会の創出に貢献します。