新たなスタンダードモデルとして世界最軽量クラス※1を達成すると同時に
堅牢性を向上させた カセッテ型デジタルX線撮影装置
「AeroDR PREMIUM 1417S」新発売
2015年7月1日
このたび、14×17インチサイズの無線カセッテタイプDRの中では世界最軽量クラス※1を達成すると同時に堅牢性等の性能をさらに向上させた、スタンダードモデルのカセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR PREMIUM 1417S」を発売しました。
商品名 | AeroDR PREMIUM 1417S |
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標準小売価格 | 21,500,000円 |
主な特長 |
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近年、医療情報のIT化が急速に進む中、X線撮影画像をダイレクトに取得できるDR※2 が普及してきました。コニカミノルタは画像データの送信が無線で行えるワイヤレスタイプのカセッテ型DR「AeroDR」シリーズを2011年より展開し、軽量かつ堅牢性がもたらす扱いやすさと、低線量でも高画質な性能について多くの医療現場で高い評価を頂いております。
このたび、従来のスタンダードモデル(AeroDR 1417S)をリニューアルし、AeroSync機能を搭載してさらに利便性をアップさせた「AeroDR PREMIUM 1417S」(14×17インチサイズ)を発売いたしました。「AeroDR」のようなカセッテ型DRは、病院だけでなく診療所においても導入が進んでおりますが、X線装置との接続が必要である為CRに比べ設置作業に手間がかかることが課題であり、また、CRカセッテと違いパネル1枚で運用するため、落下や衝撃で故障を防ぐより強い堅牢性、さらに、特に整形外科撮影においては、CR運用からの置き換えの為には高速サイクルタイムで連続撮影に対応することが求められてきました。その他、さまざまな場面で撮影者の負担を軽減するため、「AeroDR PREMIUM 1417S」では筐体および構成部品の設計を見直し、従来品のスタンダードモデルAeroDR 1417Sに対し約10%軽量化しました。
また、医療施設において、通常の検査室での撮影に加え、在宅医療や災害医療など院外での利用拡大に伴い様々な運用場面でのハードユースに耐えうる機能の要望も強くなりました。これに対し、耐荷重性能、耐落下性能、防水設計といった堅牢性の向上を実現させています。
さらに、従来のスタンダードモデルには無かったAeroSync機能を新たに搭載。これによって、既存のX線撮影環境を使ったDR化をさらに加速させます。AeroDR PREMIUM 1417Sの発売によって、診療所等小規模施設へのDR導入がさらに広がり、X線照射量の低減とデジタル画像診断のさらなる効率化に貢献できるものと考えます。
カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR PREMIUM 1417S」の主な特長
1.もっと軽く
同等モデルの中では世界最軽量クラス※1の2.5kg
AeroDRのさらなるパネルの軽さを追求し、内蔵されたバッテリーを含めても重量2.5kgと、14×17インチサイズのワイヤレスタイプDRとして世界最軽量クラスを達成しました。従来のスタンダードパネルからデザインも一新し、片手で掴みやすいようグリップ性にもこだわり、さらに持ち運びしやすい可搬型DRに進化しています。
2.もっと強く
もしもの場合に備えた安心感の向上
AeroDR PREMIUM 1417Sでは施設規模に関わらず求められてきたさらなる堅牢性を追求。撮影中のもしもの場合に備えパネルの堅牢性を強化しました。さらに、防水保護等級であるIPX6※3に対応し、液体侵入によるパネル破損になりにくい構造になっています。
もっと便利に
撮影間隔短縮により待ち時間を軽減
ハードウェアの改良とソフトウェアの最適化により1枚撮影した後の次の撮影可能時間までの間隔を短縮しました。無線通信時でもサイクルタイムはわずか6秒※6。四肢や腰椎 / 頸椎などの多方向撮影でもストレスなく撮影を行うことができ、患者様の撮影待ち時間短縮にも貢献します。
ストレスフリーな急速充電
AeroDR PREMIUM 1417Sはフル充電時撮影可能画像数で150画像 / 4.1時間の性能※7を有していますが、充電が必要な場合、13分以内でバッテリーフル充電可能なため、撮影の合間や休憩時間等にパネルをクレードルに置き、短時間の充電を行うだけでバッテリー切れの心配なく使用頂けます。
AeroSyncの機能搭載
AeroDR PREMIUM 1417Sは新たにAeroSync機能を搭載したスタンダードパネルです。AeroSync機能により、従来のX線装置との接続の手間が無くなるだけでなく、システムの構成品を最小化することができます。
カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR PREMIUM 1417S」の仕様
製品タイプ | カセッテ型ワイヤレスフラットパネルディテクタ |
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検出方式 | 間接変換方式 |
X線自動検出 | AeroSync |
シンチレーター(蛍光体) | CsI(ヨウ化セシウム) |
外形寸法 | 383.7(W) x 460.2(D) x 15.9 mm(H)(14x17inch カセッテ同等) |
重量 | 2.5kg |
画素サイズ | 175μm |
画像領域 | 348.95 x 425.25 mm(1994x2430画素) |
A / D変換 | 16 bit (65,536階調) |
耐荷重※4 | 点荷重:150kg@40mmΦ 面荷重:300kg@有効画像領域全面 |
防水性能※5 | IPX6 |
通信 | 専用有線イーサネット接続 / 無線LAN(IEEE802.11a / n準拠)5.0GHz / 2.4GHz |
ダイナミックレンジ | 4桁 |
プレビュー表示時間 | 1秒台 |
サイクルタイム※6 | 約4秒(有線接続時) 約6秒(無線接続時) |
バッテリー種類 / 寿命 | リチウムイオンキャパシタ(内蔵式) / パネル製品寿命同等 |
バッテリーフル充電所要時間 | 13分以内 |
フル充電時撮影可能画像数※7 | 150画像 / 4.1時間 (1検査3撮影5分サイクル検査、X線発生装置との曝射連同時) |
フル充電後の待機時間※8 | 約10時間 |
- ※1
- 14×17インチサイズ ワイヤレス可搬型DRにおいて。2015年7月1日現在。
- ※2
- Digital Radiography: 照射されたX線をセンサーパネルで受光し、ダイレクトにデジタル画像を得るため、一般的にCRよりも画質が良く、また即時性に優れる。
- ※3
- 落下衝撃が加わった場合は防水性能(IPX6相当)を維持できない恐れがあります。本製品の防水性能は無破損、無故障を保証するものではありません。
- ※4
- パネルに負荷されても画像及びパネルに影響しない静荷重。測定方法は当社基準による。本製品の耐荷重性能は、無破損・無故障を保証するものではありません。
- ※5
- 落下衝撃が加わった場合は防水性能(IPX6相当)を維持できない恐れがあります。本製品の防水性能は無破損、無故障を保証するものではありません。
- ※6
- 機器構成、および使用環境により性能は異なる可能性があります。記載の性能はX線発生装置との曝射連動時。
- ※7
- 1検査3撮影5分サイクル(ポジショニング20秒を想定)、X線発生装置との曝射連動時。
- ※8
- 記載の性能は、フル充電後の性能です。また、記載の性能は、使用環境、使用頻度によって変動します(性能を保証するものではありません)。
- ここに記載の内容、仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。
- ここに記載の会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 「AeroDR PREMIUM 1417S」は、「デジタルラジオグラフィー AeroDR SYSTEM 2 (製造販売認証番号:226ABBZX00050000)」の呼称です。
- 「AeroDR 1417S」は、「デジタルラジオグラフィー AeroDR SYSTEM ((製造販売認証番号:225ABBZX00011000)」の呼称です。
お客様のお問い合わせ先
コニカミノルタヘルスケア株式会社 TEL. 03-6324-1080
ヘルスケア製品ホームページ :http://konicaminolta.jp/healthcare/
コニカミノルタヘルスケア株式会社 営業本部
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