パルスオキシメータ PULSOXシリーズの
よくあるご質問
使い方について
慢性呼吸不全患者の自己管理で使用する際のポイントなどはありますか?
確立した使用ガイドラインのようなものはありませんが、第20回日本呼吸ケアリハビリテーション学会でのポスター発表
「慢性呼吸不全患者に対するパルスオキシメータの日常使用に関する検討」において以下が使用時のポイントとして提言されています。
- Base lineとしては朝一番の測定値を毎日きちんと記録してもらう。
- 昼、夜の測定値は、その日の活動の程度や直前の活動に依存するため、その日のBase lineとしては不向き。
- 安静時だけではなく、同じ労作の直後も測定する。
- 安静時よりも労作直後の方が病態の変化に敏感である。
- 安静時に変化が無くとも、労作時のSpO2値が低下を示している場合がある。
- 労作後のSpO2の回復時間にも注目する必要がある。
- 労作は同じ日常動作であること。
- トイレ歩行、階段歩行等患者の自宅の状況に応じて選択する。
- 1週間程度の測定値は参考程度とする。
- 労作が安定していない。
- 患者自身の測定も安定していない。
- SpO2値だけに過度に依存しない。
- 患者自身の自己把握を補助し、医療者との症状伝達をスムーズにすることで、全体を通しての在宅管理を向上させるものであると認識する。