ステークホルダーエンゲージメント
基本的な考え方
コニカミノルタは、社会的価値と事業価値の創出を両立するためには、お客様、従業員、地域・国際社会、お取引先、株主・投資家など、多様なステークホルダーとの対話が欠かせないと考えています。
このため、それぞれの担当部門が日常的な対話を積み重ねるのはもちろん、役員層も含めたコミュニケーションの機会を積極的に設けるとともに、コニカミノルタをご理解いただくため、さまざまなコミュニケーションツールを通じて情報公開しています。
ステークホルダーとの対話を通じて得られた気付きのうち、経営上重要と考えられるものについては、適宜、経営層にもフィードバックし、経営や製品・サービスの改善につなげています。
ステークホルダーエンゲージメント実績
お客様
コニカミノルタは世界各国で事業を展開しています。お客様は事業ごとに異なりますが 、主要事業における主なお客様は企業、官公庁、病院などです。
主な対話機会・コミュニケーションツール | 主な課題 | 経営、製品・サービスへの反映 |
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●ウェブサイト、コール センターなどの相談窓口 ●ウェブサイト、ニューズレターによる製品情報提供 ●顧客満足度調査 ●お客様訪問による情報交換 ●ショールーム、展示会における情報交換 ●セミナーの開催 |
●お客様視点で高信頼品質を実現することによる顧客満足向上 | ●お客様の満足度調査等の結果に基づく製品・サービス品質の改善 ●お客様の課題解決 |
従業員
コニカミノルタで働く従業員数は、全世界で39,775名です。その構成比率は、日本25%、欧州25%、米国19%、中国を中心とするアジアおよびその他が31%です(連結対象の正規従業員数。2023年3月現在)。
主な対話機会・コミュニケーションツール | 主な課題 | 経営、製品・サービスへの反映 |
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●双方向のイントラネット ●グループ報 ●従業員意識調査 ●労働組合との協議 ●内部通報制度(ヘルプライン) ●経営トップによる生産現場巡視時の意見交換 ●経営トップメッセージのビデオ配信 |
●健康経営をベースとした、価値創造を担う人財力の向上 ●生産性・創造性・働きがいを高める風土醸成により個が輝く人財力向上 |
●価値創造のためのイノベーションを生み出す環境の整備 ●人財育成に向けた各種プログラムの実施 ●個人ごとの将来の疾病リスク提示による生活習慣の改善 |
地域・国際社会
コニカミノルタは、世界各地に拠点を置いており、それぞれの地域のコミュニティの一員として、活動しています。
主な対話機会・コミュニケーションツール | 主な課題 | 経営、製品・サービスへの反映 |
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●地域社会への貢献活動 ●地域報告会、招待イベント ●講演、教育の場への講師派遣 ●業界団体を通じた活動 ●環境報告書、ウェブサイト ●国際的な刊行物やウェブサイトでの情報発信 |
●地域社会とのコミュニケーションの実施と企業情報の適時かつ公正な開示 ●地域社会との共生 ●次世代育成 |
●国際的刊行物・ウェブサイトでの適時開示情報の充実 ●地域社会への貢献活動の立案 |
お取引先
コニカミノルタが原材料や部品の供給を受けているお取引先は、事業ごとに異なりますが、日本および中国を中心とするアジアの企業が大半を占めています。
主な対話機会・コミュニケーションツール | 主な課題 | 経営、製品・サービスへの反映 |
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●お取引先説明会 ●調達コラボレーションシステム ●CSRアンケート(自己診断アンケート) ●お取引先訪問による情報交換 |
●お取引先、お客様、コニカミノルタ3者による共有価値の創造 ●サプライチェーン上のCSR |
●お取引先との緊密な情報共有による関係強化 |
株主・投資家
コニカミノルタ(株)は、機関投資家の持ち株比率や、海外投資家比率が高く、国内外での幅広いIR活動が求められています。
コミュニケーションの基本的な考え方、実施状況は株主・投資家とのコミュニケーションをご覧ください。
主な対話機会・コミュニケーションツール | 主な課題 | 経営、製品・サービスへの反映 |
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●株主総会 ●個人投資家向け説明会 ●機関投資家訪問 ●アナリスト・機関投資家向け説明会 ●統合報告書、株主通信 ●IRサイト |
●建設的な対話を通じた持続的な成長と企業価値の向上 | ●株主、投資家との建設的な対話による経営の質の向上 |