ぬすまれた月
1999年から全国のプラネタリウム館で上映された不朽の名作が、デジタル版としてリニューアルします。
- 時間:24分
- 対象:一般
- 季節:四季
- 映像:全天周CG+静止画構成
- 制作年:2016年
- 原作:和田 誠
- ナレーター:大竹 しのぶ
番組概要
私たちにとって、とっても身近な月。月には不思議がたくさんあります。
世界中で見られる月の姿は一緒なのでしょうか?月の形もさまざまです。満月もあれば三日月もあります。
そんな不思議な月を自分だけの宝物にした男がいました。ところが、その月が盗まれてしまったのです。宝物を盗んだどろぼうは大喜びで、月の入った箱を開けました。なんと箱の中は・・・。
月の不思議と魅力を、上質な音楽にのせてご紹介します。脚本・イラストは和田誠さん、番組ナレーションは女優・大竹しのぶさんが担当。
絵本 「ぬすまれた月」 和田誠さんあとがき
この絵本は1963年に岩崎書店から出版されたもののリニューアル版です。「ポニー・ブックス」という絵本シリーズの1冊で、画家がお話も作るというのが条件でした。ぼくはまだ駆け出しのイラストレーター。作と絵の両方をやるのは初めてで自信もなく、ほかの画家は大先輩大先生せいぞろいでしたから、ドキドキしながら参加したことを思い出します。
長いこと絶版になっていた本ですが、1998年にプラネタリウムの番組の企画で、天体をテーマにしたこの物語が採り上げられました。プラネタリウム用に新たに絵を描き、大竹しのぶさんの朗読つきで、全国数か所のプラネタリウムで上映されたのです。
新しい絵本の絵はプラネタリウムのために書いたものを土台にしました。全部黒バックになっているのは上映効果のためですが、絵本にすると別の面白さが出たような気がします。
物語を作ったのはアメリカとソ連の冷戦時代。宇宙計画も米ソが競い合っていました。
そういう状況がお話に反映しています。冷戦は過去のものになったけれど、今なお世界のあちこちで戦争や危険な状態が続いています。本が復活するのは嬉しいことですが、この物語が古くなっていないとすれば、困ったことでもあるのです。
出典:絵本 ぬすまれた月より
サンプル映像
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