イヌのヒロシ
イヌのヒロシの一生を様々なエピソードでつづります。ここはどこか?自分はなぜここにいるのか?を問いかける大人の寓話です。
- 上映時間 40分
- 対象 一般
- 季節 秋
- ジャンル 原作つき/物語
- 管理番号 C-48
- 原作 三木 卓
- 原画 渡邉 良重
紹介する星座
ペガスス座・アンドロメダ座・ペルセウス座・くじら座
紹介する神話
ペルセウス王子やアンドロメダ姫等、秋の星座に纏わる神話
ストーリー
1.
『ススキ』(詩の朗読)
ことしうまれたイヌのヒロシが トン とであったススキのホ
オヤこれはきれいなシッポだ ボクにピッタリじゃないか
ガールフレンドができたらぜったい かいにこよっと
2.
ナレーション:むこうから一匹のオニヤンマが飛んできて、アタマの上にとまりました。
ヒロシ:わっ、な、なんだ?
ナレーション:ヒロシはなかなか気立てのいいイヌです。はらいおとしてしまいたい気持ちを、ぐっとこらえて・・・。
3.
ナレーション:大きな口をいっぱいにあけて、お化けクジラが姫をひと呑みにしようとした、まさにその時・・・。
4.
ナレーション:強い風がふいてきて、ホッペタにピシャリとはりついたものがありました。
ヒロシ:わっ、キミはだれだ。
ナレーション:マエアシではらってみると、それは一枚の木の葉でした。
5.
木の葉:・・・じゃあ、ボクはもう行かなくちゃ・・・ほら、また風がきた!
木の葉:じゃあね!
6.
ナレーション:それは秋の日の出来事です。6才になったヒロシは、オシリとウシロアシを砂浜にペタンとつけて、海をながめていました。でも、夜なので、海は真っ暗。月明かりでかすかに遠い波が見えるだけです。
7.
ナレーション:ヒロシは目をつぶって、真っ暗な宇宙にいる、一人ぼっちの自分を想像してみました。
ヒロシ:どうしてボクは・・・どうして、ボクはこんなところにいるんだろう・・・。
8.
ナレーション:ヒロシは、小さな勇気をもらったような気がしました。・・・(省略)・・・
いつのまにか、大きな月は大きな雲のかげにかくれてみえなくなっていました。
9.
『こむぎばたけ』(詩の朗読)
パンはおごそかなこえで こうこたえました
せっかくのおさそいだが びょうきのこどものいえに
かわれることになっている
こどもはあまいミルクに わたしをひたして
やわらかくしてから たべるのだ
10.
ナレーション:イヌのヒロシは いわれるとおり みどりのはたけで たのしいおひるねをしました。まだ わかかったころの いさましいすがたになって こむぎばたけをどこまでもかけていきました・・・。
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