グッドリック物語~アルゴルを見つめた男~
変光星アルゴルを研究した、若き天才学者の物語
- 上映時間 39分
- 対象 一般
- 季節 秋
- ジャンル 天文学
- 管理番号 C-25
紹介する星座
カシオペア座・秋の四辺形・ペガスス座・アンドロメダ座・ペルセウス座・ケフェウス座・みなみのうお座・みずがめ座・くじら座・ペルセウス座
あらすじ
18世紀後半、イギリスのヨークという街に、聴覚障害を持つジョン・グッドリックという青年が住んでいた。彼は友人エドワードの勧めでアルゴルを観測し、その星が変光星であることを発見する。そして弱冠21歳にして、イギリス王位学会の会員に選ばれる。しかし、彼は会員になった2週間後、観測中にひいた風邪が原因で死んでしまう。没後、彼の唱えたアルゴルの食変光説は、見事「分光器観測」で証明されることになる。
サンプル音声
ストーリー
1.
初めに秋の星座案内をナレーションにて行います。
2.
イギリスにジョン・グッドリックという青年がいました。彼は「変光星」という明るさを変える星の本格的な研究を始めた人物でした。
3.
ジョンは幼い頃、病気で聞くこと話すことができなくなりますが、本格的な聾唖学校のおかげで障害を克服していきます。
4.
そして、友人エドワードに出会い、彼の勧めで変光星アルゴルの観測を始めます。
5.
ジョンはアルゴルが1時間ごとに規則正しく明るさを変えていくことをエドワードに話しました。二人は王立学会に発表するために熱心に観測を続けます。
6.
アルゴルは「食」という現象によって起こり、このような変光星を「食変光星」と呼んでいます。
7.
ジョンの研究は王立学会で認められ大きな反響を呼びました。そして弱冠19歳にして年間の最優秀賞「コプレー・メダル」を授与され、彼の研究熱は益々盛んになります。
8.
「セファイド型変光星」というケフェウス座やアンドロメダ座にある変光星を発見し、1786年4月、21歳にして王立学会のメンバーに選ばれたのです。
9.
しかしジョンは観測中にひいたかぜが長引き肺炎を患い、王立学会のメンバーになった2週間後、わずか21歳で生涯を終えました。
10.
秋の星座の中に、代表的な変光星を沢山見つけることができます。ジョンの見た変光星は今夜も静かに微笑みながら輝いていることでしょう。
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