コニカミノルタ

Webマガジン ハカル力

製品紹介

ニアアイディスプレイ評価

目の前に映像を映すことができる新しいタイプのディスプレイ

近未来からの招待状

近年普及が進むVRゴーグルは装着するだけで仮想空間へ移動できたり、ARスマートグラスにおいては、近い将来「歩きスマホ」の救世主となるかもしれません。
人の体に装着することで目の前に映像を映すことができる新しいタイプのディスプレイ。
それがニアアイディスプレイです。
今私たちに届くこれらの新技術は、次世代ディスプレイが私たちに差し出す招待状とも言えるでしょう。

その活用場面は日常的な娯楽用途にとどまらず、ビジネスや教育、ひいては医療分野などその活躍の場は益々増えてきています。

特殊な視聴条件への秘訣とは?

AR/VR・XRレンズ

ニアアイディスプレイは画面から数センチの距離で視聴するという極めて特殊なデバイスです。
そのニアアイディスプレイをより正しく評価するために、弊社が独自の光学設計を駆使して開発したのがAR/VRレンズです。

鏡筒内部にアパーチャーがある一般のレンズとは異なり、このAR/VRレンズの絞りは鏡筒の最前面に配置されています。
これによって人間の目で見る場合を再現したかたちで、各デバイスを評価できる仕様となっています。
さらに、フォーカス操作を行った際にもレンズ先端が前方に出てこない、つまり瞳の位置が変わらない「インナーフォーカス」を採用しているのも大きな特長といえます。

そして、ニアアイディスプレイを評価する際に壁となるのがヘッドギア(つる・固定バンド)の存在です。
これが障害物となり、目の位置にレンズが配置できないという事態に遭遇することがありますが、この対応策としてギアへの干渉を避ける工夫を凝らしたフォールド(折り曲げ)型のXREレンズもご用意しています。

ソフトウェアTrueTest™ + TTーARVR™ ディスプレイテストモジュール

AR/VR・XRレンズは、高解像度を誇るProMetricイメージング輝度計Yシリーズおよびイメージング色彩輝度計Iシリーズに専用で設計されたアイテムです。
これらハードウエアの良さを強力に引き出す役目を担うのが、ソフトウェアTrueTest™です。このソフトウェアにアドオンすることで、AR/VRデバイス固有の表示品質評価ができるのが、TT-ARVR™ ディスプレイテストモジュールです。
最先端のテストアルゴリズムに加え、視野、ユニフォーミティ、コントラスト、ディストーション、MTF、そして角度単位の空間位置など、ニアアイディスプレイの解析に必要なすべてのアナリシスがこのTrueTest™+TT-ARVR™ で可能になります。
これらのアイテムを組み合わせることで、量産現場における検査の自動化にも威力を発揮することができ、将来を見据えた評価方法のご提案が可能です。

ここ数年注目されるニアアイディスプレイ。
今後の課題として更なる小型軽量化、高解像度化、そして省電力化など進化の余地はまだありますが、この先、市場の伸びを睨んだ基盤固めという視点からも、近未来からの招待状とともに、コニカミノルタのグループ会社であるRadiant Vision Systems社では、より優れた品質の確保に貢献できる機器を開発・提供していきます。

製品情報

イメージング色彩輝度計
ProMetric シリーズ

Radiant Vision Systems社製 ProMetric シリーズは、国際照明委員会CIEにより規定される輝度・色度評価が可能で、研究開発から製造段階の検査まで幅広い用途で活用できます。
また、高解像度のセンサーにより、ディスプレイ、バックライト部品、光源、部品などの生産現場で威力を発揮します。

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