すき間・段差検査における現状と課題
車体のすき間・段差検査は、現状では人の手によるもの(手勘やすき間ゲージなどのツールを使う検査)や、ハンディー機によるものが主流です。
このような検査方法の場合、測定点数を増やすとその分時間が掛かり、ラインスピードを調整しなければならなかったり、人による測定結果のばらつきが出てしまうため、自動化の動きが広がってきています。
お客様ニーズと共に進化してきた、すき間・段差検査ソリューション
お客様のニーズに応えるため、これまで3種類のすき間・段差検査ソリューションを開発してまいりました。
第1世代では、人の手勘による検査のばらつきを可能な限り最小限にしたハンディー機「eh2」を開発。
その後、生産ライン上における測定のご要望をいただき、インライン向けハンディー機「eh3」、ロボット型測定システムを開発。
すき間・段差の多点測定、さらなる検査自動化のご要望から、トンネル型自動すき間・段差検査システム「eiφis」が誕生し、米国大手自動車メーカーにも導入。
トンネル型のすき間・段差検査システムで品質管理と生産プロセスを向上
新モデルや測定箇所の追加対応も容易
全数多点検査はもちろん、新しいモデルや測定対象箇所が追加になっても容易に対応できます。また、板金のみでなく、樹脂やガラスなどあらゆる材質にも対応しているので、一台で車体の測定点をカバーすることが可能です。
さらに、検査結果データから傾向を分析・フィードバックをすることで、品質管理と生産プロセスの向上につながります。
駆動部がないため安全対策が不要
独自のアルゴリズムにより精度の高い測定を実施しつつ、高速検査を実現。高速タクトラインにも対応可能なため、検査時も停止する必要がありません。
自動車ボディ検査時の停止が不要
LEDと固定カメラのシンプル構成をしているため、駆動部がありません。追加の安全対策が不要でメンテナンスも最低限に抑えることが可能です。