低輝度測定のさらなる高速化を実現したディスプレイカラーアナライザー
製品概要
主に各種ディスプレイの輝度色度、ホワイトバランス、ガンマ/フリッカ測定で活用。
OLEDやマイクロLED等のディスプレイの測定ニーズに合わせた高速測定、超低輝度から高輝度までの測定性能や高い色度測定精度を実現する測定器です。
製品詳細
輝度の精度保証範囲拡大
CA-527 | CA-VP427A1(従来機種) | |
---|---|---|
測定径 | φ27 | |
輝度測定 | 0.0001 - 10,000 cd/㎡ | 0.0003 - 5,000 cd/㎡ |
色度測定 | 0.001 - 10,000 cd/㎡ | 0.003 - 5,000 cd/㎡ |
これによって高いコントラスト比や高色域化が一層進む、OLED、マイクロLED等の最新ディスプレイのより高精度な輝度・色度の評価ニーズに応えます。
測定の更なる高速化
CA-527 | CA-VP427A(従来機種) | |
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輝度測定時間 | 0.0001 cd/㎡ 以上:1秒 | 0.0003 cd/㎡ 以上:6秒 |
最新の光学設計により、CA-527では従来のカラーアナライザーシリーズと比較して、とりわけ低輝度の測定時間を大幅短縮。
これにより、高品位ディスプレイの研究開発領域のみならず、ディスプレイの生産現場におけるタクトタイムの改善に関する課題の解消に寄与します。
Waveform 測定性能の大幅向上
CA-527では、従来のカラーアナライザーシリーズと比較して、より低輝度の領域をより高いサンプリング周波数で測定することが可能です。
これにより、さらなる高コントラスト比を目指して進化するOLEDディスプレイや、時分割駆動方式を採用した最新マイクロLEDディスプレイなど、近年のディスプレイ開発の技術トレンドに伴って一層複雑さを増すディスプレイの発光波形をより正確に捉えたいニーズに応えます。
可変リフレッシュレート(VRR)フリッカー測定
従来のカラーアナライザーシリーズが提供するJEITA、VESA、FMA方式による高性能フリッカー測定機能に加え、フリッカー評価の最新インデックスである可変リフレッシュレート(VRR)に伴うフリッカーの測定機能を新たに実装。
さらなる動画品質の向上や省電力化の実現に向かう最新ディスプレイの品質評価ニーズに対してCA-527が新たなデファクトスタンダードとなり業界最高水準のフリッカー測定性能で応えます。
ソフトウエアCA-S40がプローブに標準付属
CA-527 プローブには Windows10とmacOSに対応しているソフトウエアCA-S40が標準付属しており、プローブをコンピューターと接続して測定を行うことができます。
基本となる輝度色度測定、フリッカー測定とデータの保存に加えて、Waveform機能にて発光変動の生データの取得が可能です。その他、ディスプレイの発光周波数を検出し内部同期に設定する機能など、より幅広いお客様の測定シーンにて活用いただくための機能を搭載しています。
仕様
測定径 | Ф 27 mm | |||
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精度保証測定距離 | 30 ± 5 mm | |||
輝度 | 精度保証輝度範囲 ※6 | 0.0001 ~ 10,000 cd/m2 | ||
確度(白色) ※1,※2 | 0.0001 ~ cd/m2 | ± 9 % | ||
0.001 ~ cd/m2 | ± 2 % | |||
0.01 ~ cd/m2 | ± 1.5 % | |||
0.1 ~ cd/m2 | ± 1.5 % | |||
繰返し性 (2σ) ※1 | AUTO | 0.0001 ~ cd/m2 | 10% | |
0.001 ~ cd/m2 | 1% | |||
0.01 ~ cd/m2 | 0.30% | |||
0.1 ~ cd/m2 | 0.12% | |||
1 ~ cd/m2 | 0.10% | |||
色度 | 精度保証輝度範囲 ※6 | 0.001 ~ 10,000 cd/m2 | ||
確度(白色) ※1,※2 | 0.001 ~ cd/m2 | ± 0.003 | ||
0.01 ~ cd/m2 | ± 0.002 | |||
0.1 ~ cd/m2 | ± 0.002 | |||
繰返し性 (2σ) ※1 | AUTO | 0.001 ~ cd/m2 | 0.0030 | |
0.01 ~ cd/m2 | 0.0009 | |||
0.1 ~ cd/m2 | 0.0004 | |||
1 ~ cd/m2 | 0.0002 | |||
Flicker (CA-310 Mode) ※5 |
Flicker (Contrast) | 測定輝度範囲 ※6 | 0.5 ~ 10,000 cd/m2 | |
被測定対象 (フリッカー周波数) | 0.25 ~ 65 Hz | |||
確度 | 30Hz ,AC/DC10%正弦波 | ± 0.3% | ||
60Hz ,AC/DC10%正弦波 | ± 0.3% | |||
繰返し性 (2σ) | 20-65Hz ,AC/DC10%正弦波 | 0.3% | ||
Flicker (JEITA) | 測定輝度範囲 ※6 | 0.5 ~ 10,000 cd/m2 | ||
被測定対象 (フリッカー周波数) | 0.42 ~ 65 Hz | |||
確度 | 30Hz ,AC/DC4%正弦波 | ± 0.35dB | ||
30Hz ,AC/DC1.2%正弦波 | ± 0.35dB | |||
繰返し性 (2σ) | 30Hz ,AC/DC4%正弦波 | 0.1dB | ||
30Hz ,AC/DC1.2%正弦波 | 0.3dB | |||
Waveform | 測定輝度範囲 ※6 | 0.1 ~ 10,000 cd/m2 | ||
サンプリング周波数 | 200k Hz 可変 | |||
繰返し性 (2σ) | Lv:0.1cd/m2 fs:3kHz fc:1kHz |
1.8% | ||
VRR-Flicker | 測定輝度範囲 ※6 | 0.5 ~ 10,000 cd/m2 | ||
サンプリング周波数 | 200k Hz 可変 | |||
被測定対象 (フリッカー周波数) | 0.25 ~ 240 Hz | |||
確度 | 1-120Hz ,AC/DC10%正弦波 | ± 0.3% | ||
繰返し性 (2σ) | 1-120Hz ,AC/DC10%正弦波 | 0.3% | ||
XYZ(Wide Frequency Mode) ※5 |
Flicker (Contrast) | 測定輝度範囲 ※6 | 0.5 ~ 10,000 cd/m2 | |
被測定対象 (フリッカー周波数) | 0.25 ~ 200 Hz | |||
確度 | 30Hz ,AC/DC10%正弦波 | ± 1.5 % | ||
60Hz ,AC/DC10%正弦波 | ± 2.2 % | |||
繰返し性 (2σ) | 20-65Hz ,AC/DC10%正弦波 | 1.6% | ||
Flicker (JEITA) | 測定輝度範囲 ※6 | 0.5 ~ 8,500 cd/m2 | ||
被測定対象(フリッカー周波数) | 0.42 ~ 200 Hz | |||
確度 | 30Hz ,AC/DC4%正弦波 | ± 0.35 dB | ||
30Hz ,AC/DC1.2%正弦波 | ± 0.35 dB | |||
繰返し性 (2σ) | 30Hz ,AC/DC4%正弦波 | 0.4 dB | ||
30Hz ,AC/DC1.2%正弦波 | 1.4 dB | |||
Waveform | 測定輝度範囲 ※6 | 0.1 ~ 10,000 cd/m2 | ||
サンプリング周波数 | 3 kHz | |||
繰返し性 (2σ) | Lv:0.1cd/m2 | 13% | ||
Lv:1cd/m2 | 1.4% | |||
精度保証計測速度 ※3 |
Lvxy | AUTO | 1回/sec (0.0001~ cd/m2) | |
5回/sec (0.015~ cd/m2) | ||||
20回/sec (0.2~ cd/m2) | ||||
フリッカー (Contrast) | 20 回 /sec | |||
フリッカー (JEITA / VESA) | 0.5 回/sec (at 1HzPitch)、2.5 回/sec (at 10HzPitch) | |||
VRR-Flicker | サンプリング周波数 3kHz | 0.7 回/sec (at 1s Exp.) | ||
被測定対象 (垂直同期周波数) | 0.5~240 Hz (輝度・色度) | |||
電源供給 | DC 5V (USBバスパワーまたはRS通信用コネクタから入力) | |||
使用温湿度範囲 ※4 | 10~35℃、相対湿度 85%以下 / 結露しないこと | |||
保管温湿度範囲 | 0~45℃、相対湿度 85%以下(35℃)/ 結露しないこと |
- ※1:当社基準光源使用(6,500K)
- ※2:温度 23℃±2℃、相対湿度 40%±10%
- ※3:同期モードNTSC設定時、USB使用時、プローブ1本 尚、測定は当社指定のパソコンによる。[PC-プローブ直結、付属測定ソフト使用時]
- ※4:指示値変化量(23℃、40%での指示値を基準とした場合):輝度(白色)は±2%、色度(測定輝度は100cd/m2)は白色 ±0.002/ 単色 ±0.003以内となる範囲
- ※5:「Flicker(CA-310 Mode)」「XYZ(Wide Frequency Mode)」はPCソフトウェアCA-S40におけるモード名
- ※6:当社基準光源(定常光)にて。デューティーの小さなPWM光源など輝度が瞬間的に上限を大きく超える場合、上限より低い輝度でオーバーとなる場合があります。
- ※条件指定のない項目につきましては、当社条件下での仕様となります。
- ●ここに記載の内容、仕様および外観は予告なしに変更する場合があります。