分光測色計 CM-26d/CM-25d ｜製品情報

製品概要

主に樹脂部品、自動車内装部品、塗料、ガラスなどの色管理の用途で活用。
測定器の精度向上と充実の機能により、高いユーザビリティを実現した測定器です。

ポータブル測色計最高レベルの器差と繰返し性
圧倒的な測定スピード
かんたん位置合わせ

活用シーン

印刷/紙

製品詳細

ポータブル測色計最高レベルの器差と繰返し性

サプライチェーンの多様化に伴って多拠点でのデータ共有のニーズが高まり、ポータブル測色計にも高い器差と繰返し性が求められてきています。
CM-26d の器差は、色彩でΔE*ab0.12（12色BCRA平均）を実現しました。また、CM-26dの色彩の繰返し性も、従来機の半分σΔE*ab0.02を実現しています。

圧倒的な測定スピード

CM-26dは、色彩測定で測定時間約0.7秒（SCI またはSCEで測定したとき）と従来機の約半分です。また、測定可能間隔も2秒と従来機と比べてスピーディーに連続して測定が可能ですので、大量のサンプル測定などにおいても作業の効率化を実現します。

かんたん位置合わせ

LED照明で測定ポイントを明るく照射する、ビューファインダー機能を搭載しているので位置合わせが簡単です。
このビューファインダーは、本体上部からのぞき込める位置にあるので、柄物や印刷物などの測定箇所設定に最適です。

持ちやすい小型・軽量の流線形ボディー

先端部に傾斜と丸味をもたせ、測定しにくい所にも届きやすい流線形なボディーの為、従来ではアプローチできなかった箇所も測定できます。
また、両サイドに測定ボタンを設置しているので、測定する場所や利き手に関わらず測定が可能、且つ小型で軽量のため持ちやすくなっています。

測定サンプルにやさしい

ターゲットマスクが樹脂製のため、測定サンプルを傷つけにくい仕様になっています。

ソフトウェア/ツール

分光測色計設定ツール CM-CT1

CM-CT1は、CM-26dGシリーズの機器設定の一括設定が可能なツールです。
複数台をご使用される場合や、工場間、お取引先と同一条件の設定を適応する場合に、設定ファイルを作成することで、簡単に同じ条件の設定を行うことができます。
また、ユーザーインデックス^※の設定も可能です。

※SpectraMagic NX2のドングルが差し込まれている、もしくはライセンスがインストールされている場合のみ設定可能

ソフトウェアダウンロード「分光測色計設定ツール CM-CT1」

CM-CT1の仕様

OS	Windows® 10 Pro 64-bit / Windows® 11 Pro
CPU	2.0GHz相当以上
メモリ	2GByte以上
ハードディスク	システムドライブに10GB以上の空きが必要
制御対象測定器	CM-26dG/26d/25d, CM-25cG, CM-M6, CM-700d/600d, CM-5/CR-5^※
その他	USBポート（測定器との接続に必要、SpectraMagic NX2のプロテクトキーの接続に必要）

※CR-5はファームウェアVer.1.20以上の場合に表示されます。
・Windows®は、米国 Microsoft corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

形式		CM-26d	CM-25d
色彩	照明・受光光学系	di:8°、de:8°（拡散照明・8°方向受光） SCI（正反射光含む）/SCE（正反射光除去）の切替機構付き DIN5033 Teil7、JIS Z 8722 条件c、ISO7724/1、CIE No.15（2004）、ASTM E 1164（SCI）に準拠
	積分球	Ø54 ㎜
	受光素子	デュアル40素子シリコンフォトダイオードアレイ	デュアル32素子シリコンフォトダイオードアレイ
	分光手段	平面回折格子
	測定波長範囲	360～740 ㎚	400～700 ㎚
	測定波長間隔	10 ㎚
	半値幅	約10 ㎚
	反射率測定範囲	0～175%、表示分解能：0.01％
	測定用光源	パルスキセノンランプ×2個	パルスキセノンランプ×1個（UVカットフィルター付き）
	照明径	MAV：Ø12 ㎜ SAV：Ø6 ㎜	MAV：Ø12 ㎜
	測定径	MAV：Ø8 ㎜ SAV：Ø3 ㎜	MAV：Ø8 ㎜
	繰返し性	色彩値：標準偏差ΔE*ab0.02以内（白色校正後、白色校正板を5秒間隔で30回測定したとき、当社測定条件による）	色彩値：標準偏差ΔE*ab0.04以内（白色校正後、白色校正板を5秒間隔で30回測定したとき、当社測定条件による）
	器差	BCRAシリーズⅡタイル12色の平均値 ΔE*ab0.12以内（MAV-SCI、コニカミノルタマスターボディ基準、当社測定条件による）	BCRAシリーズⅡタイル12色の平均値 ΔE*ab0.2以内（SCI、コニカミノルタマスターボディ基準、当社測定条件による）
	UV条件設定	100% / 0% / 100%+0% / 演算によるUV量の調整（機械的調整なし）^※1 ＜UV400 nm カットフィルター付き＞	調整機能なし（UV0%）
	観察条件	2°視野、10°視野
	観察光源	A、C、D50、D65、F2、F6、F7、F8、F10、F11、F12、ID50、ID65、ユーザー設定光源^※2 （2種類の光源での同時評価可能）
	表示項目	色彩値、色差値、色彩値グラフ、色差グラフ、分光グラフ、OK/NG判定、擬似カラー
	表色系・色空間	Lab/LC*h/ハンターLab/Yxy/マンセル（C）/XYZおよび各色差（マンセルは除く）
	表色値	MI、WI（ASTM E313-73） YI（ASTM E313-73、ASTM D1925） ISO Brightness（ISO 2470） WI/Tint（CIE/Ganz） Tristimulus Strength Opacity Grey Scale（ISO 105-A05） K/S 濃度（差分比較式（ΔE*ab）、最大吸収波長式、全波長式）汚染度（ISO 105-A04） 8°グロス値ユーザーインデックス^※2	MI、WI（ASTM E313-73） YI（ASTM E313-73、ASTM D1925） ISO Brightness（ISO 2470） WI/Tint（CIE） Tristimulus Strength Opacity Grey Scale（ISO 105-A05） K/S 濃度（差分比較式（ΔE*ab）、最大吸収波長式、全波長式）汚染度（(ISO 105-A04） 8°グロス値ユーザーインデックス^※2
	色差式	ΔEab（CIE1976）/ΔE94（CIE1994）/ΔE00（CIEDE2000）/CMC（l：c）/ハンターΔE/DIN99o/FMC-2
測定時間		約0.7秒（SCIまたはSCEで測定したとき、測定ボタンを押してから測定が完了するまでの時間）
最短測定可能間隔		約1.5秒（SCIまたはSCEで測定したとき）
格納データ数		基準色：1,000データ　＋　測定値：5,100データ
測定可能回数		約3,000回 (専用リチウムイオン電池フル充電、SCIまたはSCE、23℃にて10秒間隔で連続測定したとき) Bluetooth使用時は約1,000回
ファインダー機能		あり（白色LED照明付き）
表示部		2.7型TFTカラー液晶　表示上下反転機能付き
表示言語		日本語/英語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/スペイン語/中国語（簡体字）/ポルトガル語/ロシア語/トルコ語/ポーランド語
インターフェース		USB2.0、Bluetooth（SSP対応）※別売のBluetoothモジュールが必要
電源		リチウムイオン電池（着脱式）、USBバスパワー（リチウムイオン電池装着のこと）、専用ACアダプター（リチウムイオン電池装着のこと）
充電時間		約6時間
使用温湿度範囲		温度：5～40℃、相対湿度：80%以下（35℃のとき）、結露しないこと
保管温湿度範囲		温度：0～45℃、相対湿度：80%以下（35℃のとき）、結露しないこと
大きさ		約81（幅）×93（高さ）×229（奥行き）㎜
質量		約630g	約620g