濃度計のツボ
蛍光分光濃度計
04印刷標準化
- 印刷標準規格
- JMPA/NSAC
雑誌カラー広告用に設定された色基準(JMPA)
JMPAは、「社団法人日本雑誌協会(Japan Magazine Publishers Association)」が、雑誌広告のカラー再現の統一性を図るために定めた色基準です。2003年、輪転印刷用のJapanColorがJCW2003として制定され、この基準をベースに色品質を改善したJMPA2018が最新版として2018年に発行されています。
雑誌カラー広告の標準管理
JMPA2018の標準管理
1. JMPAの色調整は、まずベンダーキットに含まれているチャートを測定してプロファイルを作り、そのプロファイルをターゲットにして色を合わせます。
2.数値ではなくリファレンスサンプルとの目視比較のみで評価します。通常、チャートから作成したプロファイルで調整し、目視で微調整します。
3. JMPAの維持管理には、恒常性管理用カラーパッチが提供されています。このパッチを測定して、許容幅内かどうかを定期的に確認します。最終的には画像が目視で合っているかどうかが、判断の基準になります。
JMPA2018ベンダーキット
JMPAカラー(雑誌広告基準カラー)をプリンター/DDCP 等に搭載するための色設定を作成するために必要な情報を 1 つのパッケージにした、プリンターメーカー、ベンダー、製版・印刷機器メーカー等を対象とした開発用キットです。
新聞カラー広告用に設定された色基準(NSAC)
新聞カラー広告用に設定された色基準
NSACは、社団法人日本新聞協会が発表した、新聞輪転機の印刷特性を生かす新聞カラー広告色見本の基準(Nihon Shimbun AD Color)です。2002年、新聞印刷用のJapanColorがJCN2002として制定されており、NSAC2017は、このJCN2002の範囲内ですが、新聞カラー広告に合わせて色品質をより向上させたもので、2017年に最新版が発行されています。
NSAC2017の標準管理
1. NSACの色調整は、まずリファレンスキットに含まれているチャートを測定してプロファイルを作成し、そのプロファイルをターゲットにして色を合わせます。
2.数値ではなくリファレンスサンプルとの目視比較のみで評価。通常、チャートから作成したプロファイルで調整し、目視で微調整します。
3. NSACの維持管理には、NSAC管理パッチが提供されています。このパッチを測定し、許容幅内かどうかを定期的に確認。最終的には画像が目視で合っているかどうかが、判断の基準になります。
NSAC2017リファレンスキットの内容
1. 出力カラーチャート (JCN2002-Ver1.1)
2. 出力目視用ターゲット「人物」「静物」 各1枚
3. NSAC 2017関連データを収録した CD-ROM
4. NSAC 2017仕様説明書
5. 演色性確認用ステッカー
濃度計のツボ コンテンツ
03印刷の基礎
04印刷標準化
05認証制度
06目視観察条件
07カラーマネジメント
08モニター
09ペーパーインデックス