第1回 X線動態画像セミナー

開催日: 2018年10月13日(土)
会場:JPタワー14F コニカミノルタ(株)会議室

  • 第一部 基調講演「呼吸器画像診断の常識を変えるX線動態画像」
    工藤 翔二 先生 (公益財団法人結核予防会/日本医科大学名誉教授)
  • 第二部 RSNA2016受賞講演 (技術・臨床)
    田中 利恵 先生 (金沢大学大学院医薬保健学域保健学類医学系研究科)
    山田 祥岳 先生 (慶應義塾大学医学部放射線科学教室)
  • 第三部 臨床研究報告
    金沢大学/滋賀医科大学/東海大八王子病院
  • 第四部 ディスカッション
    司会 真田 茂 先生 (小松大学保健医療学部/金沢大客員教授)

第1部 基調講演「呼吸器画像診断の常識を変えるX線動態画像」

呼吸器画像診断の常識を変えるX線動態画像
─形態を写す静止画像と生理学を反映する動的画像

工藤 翔二先生(公益財団法人結核予防会 理事長 / 日本医科大学 名誉教授)

本講演では、呼吸器画像診断の歴史を踏まえ、今までの常識を変える胸部X 線動態画像の可能性と期待について述べる。

第2部 RSNA2016受賞講演 (技術・臨床)

Certificate of Merit
Dynamic Chest Radiography Using Flat Panel Detector System : Technique

田中 利恵 先生(金沢大学医薬保健研究域保健学系)

本講演では、胸部X 線動態撮影の技術的特徴およびわれわれが行った動物実験の成果について報告する。

Magna Cum Laude
Dynamic Chest Radiography Using Flat Panel Detector System : Clinical Usefulness

山田 祥岳 先生(慶應義塾大学医学部放射線科学教室【診断】)

本講演は、胸部X 線動態解析を用いた横隔膜運動の評価および換気強調画像、血流強調画像について報告する。

第3部 臨床研究報告

当院における胸部動態撮影の進捗

坂巻 文雄 先生(東海大学医学部付属八王子病院呼吸器内科)

当院では、2018 年からコニカミノルタ社製FPDシステムを用いた胸部動態撮影による呼吸器疾患診療に関する臨床研究を行っている。本講演では,実際の症例を提示しながら、当院における臨床研究の概要を紹介する。

胸部X線動態画像を用いた呼吸機能評価方法の検討

大倉 徳幸 先生(金沢大学附属病院呼吸器内科)

当院では,コニカミノルタ社製胸部 X 線動画撮影システムを用いて、呼吸機能評価方法の検討を行った。本講演では、実際の検討方法および結果を報告する。

胸部X線動態解析の肺切除術での活用

田村 昌也 先生(金沢大学附属病院呼吸器外科)

当院呼吸器外科では、主に肺がんに対して肺切除術を施行している。その周術期において、胸部X 線動態解析が役立つと考え、(1) 肺切除症例に対する非侵襲的な呼吸機能評価方法の検討、(2) 肺切除術における胸部X 線動態撮影の活用方法の検討を行ったので、その結果を報告する。

胸部X線動態解析による手術適応評価

花岡 淳 先生(滋賀医科大学医学部附属病院呼吸器外科)

当院呼吸器外科では、年間約230 件の手術を施行しており、このうち120 件前後が原発性肺がんに対する肺切除術である。肺切除術の周術期には、スパイロメトリーによる呼吸機能評価が行われてきたが、術後早期の検査では創痛などのため十分に測定できないことがあった。また、当院では以前,CT のボリュームメトリーでも評価を行っていたが、最大呼気の呼吸停止下での撮影となるため,動態で評価することはできなかった。 動態評価を可能とする胸部X 線動態撮影では、努力呼吸時や安静呼吸時で肺がどのように変化しているかを評価できると考え、当院倫理委員会の承認を経て、2018年6月より臨床での撮影を開始した。本講演では、当院における胸部X 線動態解析研究について紹介する。

第4部 ディスカッション

動画X線画像が持つ臨床価値とその将来性 〜各専門領域から〜

第4 部のディスカッションでは、「動画X 線画像が持つ臨床価値とその将来性〜各専門領域から〜」と題して、各専門領域におけるX 線動態画像の臨床応用について、4名のコメンテーターが臨床価値と可能性を述べた後、活発なディスカッションが行われた。

製品情報

X線動態画像 の主な構成品です。詳細な仕様については、各製品のページをご参照ください。

こちらに記載の内容、仕様および外観は性能向上のためお断りなく変更する場合があります。

「X線動画解析ワークステーションKINOSIS」及び「KINOSIS」は「画像診断ワークステーション コニカミノルタ DI-X1」(製造販売認証番号:230ABBZX00092000)の呼称です。

「AeroDR fine motion」は「デジタルラジオグラフィー SKR3000(製造販売認証番号228ABBZX00115000)」の呼称です。

「AeroDR TX m01」は「移動型汎用X線装置 AeroDR TX m01」(認証番号:303ABBZX00055000)の呼称です。

KONICA MINOLTAロゴ、シンボルマークは、日本及びその他の国におけるコニカミノルタ株式会社の登録商標です。

AeroDRは、日本及びその他の国におけるコニカミノルタ株式会社の登録商標または商標です。