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トップからの明確な呼びかけがプロジェクト成功のカギに
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さて、今回は保管文書ゼロの取り組みの背景と具体的な取り組みのうち、「ルール」と「システム」についてお話いたしました。紙文書の削減は、ただ紙を捨てるということだけでも大変ですが、業務がどう改善されるのかを見越した運用の改善や定着、システムの導入、オフィス環境の改善など全社的・包括的に行うことで本当の働き方改革につながってきます。当社が取り組んだ「保管文書ゼロ」の取り組みは「紙に縛られた働き方からの脱却」というトップからの明確なテーマによる呼びかけにより、一貫性を持って全社的に取り組むことができたと考えています。
後編となる次回は、作成したルールや導入したシステムをどう「人」に定着させていったのかという部分の取り組みと、効果についてご紹介させていただきます。
「事務所に紙が積まれてスペースがない」、「ため込んだ紙をどうしたらよいか分からない」。そんなお悩みをお持ちの方向けに、2013年から働き方改革に取り組み、全社オフィスの紙を86%削減したコニカミノルタジャパンの『文書削減のプロ』が、紙文書削減の効果的な進め方をわかりやすくまとめました!