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コミュニケーションを活性化するオフィスレイアウト
では、具体的に、社内で話しやすい環境を作るためのレイアウトを考えてみましょう。代表的なものに以下のようなスタイルがあります。
フリーアドレス制
社員が固定席を持たず、作業を行う席を自由に選べるフリーアドレス制のスタイルは、毎回異なる席に座るため、隣り合う人も常に同じではなく、さまざまな人との交流が期待できます。ただし、人によって、あるいは職種によってはこうした環境では集中できないかもしれません。そうした場合は、集中できるスペースを別に確保するといった対策が必要になるでしょう。
ジグザグ式の配置
机と椅子をジグザグに配置することによって、他の社員との接点が増えます。
円状にオフィスを回遊できるデザイン
オフィスをぐるりと歩き回れるように席をレイアウトすることで、他の社員との接点が増えます。
全部署の席を同じフロアに設置
部署によって部屋を分けずに、同じフロアに席を並べるスタイル。他部署の人と言葉を交わすことで、視野が広まるなどのメリットが期待できます。
レイアウト変更以外の工夫
上述のような席のレイアウト変更だけでなく、より簡単な方法で社内コミュニケーションの活性化が期待できる例もあります。すぐにレイアウト変更ができないという場合には、以下のような工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか?
パーティションの撤去
社員一人ひとりが仕事に集中しやすいようにとパーティション(仕切り)を設けているオフィスもありますが、これを取り払うことで、周りに座っている人とのコミュニケーションを促すことが可能になります。
打ち合わせ可能なスペースの設置
固定席やフリーアドレスの席のほかに、社員同士が思いついたときに打ち合わせできるスペースを設ける方法もあります。会議室のように閉鎖的な環境ではなく、予約不要で、良い案が思い浮かんだときにすぐに使えるような場所にするのがポイントです。いつでも同僚や上司に相談できるので、アイデアのスピーディーな実現も期待できます。ホワイトボードを設置しておくと、さらに打ち合わせを進めやすくなるでしょう。
休憩スペース
オフィス内に休憩スペースがあれば、普段は顔を合わせない社員との交流の場にもなります。木の素材を使って温かみを出したり、脚の長いスツールを設置してバーのような雰囲気にしたりなど、集まりたくなるようなリラックス感を演出してみましょう。また、観葉植物を置けば、自然を感じてリフレッシュできる空間に。緊張感が取り除かれた状態で他の人との会話を楽しめば、スッキリした気分で仕事に戻れるでしょう。
オフィスカフェ
最近では、オフィスにカフェを設ける企業も多いようです。おいしいドリンクは気分転換となり、話題のひとつとしても取り上げやすいものです。明るい光が差し込む窓のそばのオフィスカフェなら、オープンテラスに来たような気分で、話しやすい雰囲気を作れることでしょう。なかには、オフィスの真ん中にオープンキッチンを設けるなど、大胆なレイアウトを実行している企業もあります。集まりやすい場所を選んで、社員が交流できるオフィスカフェを用意してみてはいかがでしょうか?
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