オフィスデザイン事例集
「日経ニューオフィス賞」を受賞したコニカミノルタがデザインしたオフィス事例をまとめた一冊です。最新のトレンドが知りたい!新しいオフィスのアイデアが欲しい場合などにご活用ください。
社員同士のコミュニケーションが少なく、職場に活気がない……そんなオフィスを改善し、気軽に意思疎通できる環境を生み出したいと考える企業も多いのではないでしょうか。社内コミュニケーションの活性化を図る方法はいろいろありますが、「オフィスのレイアウトを工夫する」というのも1つの方法です。実際にどんな変化を取り入れればよいのか、具体例を挙げてご紹介しましょう。
目次
オフィスのレイアウトが自由なコミュニケーションを妨げている?
企業において仕事を円滑に進めるためには、社員同士の良好なコミュニケーションが欠かせません。同じ部署内はもちろんのこと、さまざまな部署に属する社員が集まるプロジェクトチームを立ち上げる場合にも、意思疎通がとりやすい環境を作る必要があるでしょう。しかし、いくら言葉で社内コミュニケーションの重要性を訴えても、実際に活発化が見られないケースも多いようです。その原因の1つとして「オフィスのレイアウト」が考えられます。
オフィスのレイアウトは、企業によって、あるいは業種や職種によっても異なりますが、日本においては、4~6人ほどの固定席を対面式にまとめる「島型」が多く採用されています。
固定席の島型レイアウトには、グループ内でのコミュニケーションがとりやすいというメリットがある反面、視線が中心に集中してしまうため、他のグループとのコミュニケーションがとりにくいといったデメリットもあります。また、グループ内でのコミュニケーションについても、「言葉を交わすのは、隣や前に座っている人ばかり」となりがちです。つまり、同じグループのメンバーでも、席が接していない人とは話しにくい環境と言えます。
そうした状況を変えるために、レイアウトの変更を考えてみるのも一案です。グループ内でのコミュニケーションをもっと活発にし、さらに他部署の社 員との会話も多くなれば、新しいアイデアを生み出しやすくなるかもしれません。また、会社全体に活気が生まれ、モチベーションアップにもつながるのではないでしょうか。