倉庫・工場兼オフィスの物件選定ポイント


こんにちは!プロジェクトマネージャーのKuwaharaです。

今回は一般的なオフィスビルと比べるとマイノリティな、倉庫/工場兼オフィスの物件選定ポイントについてお話したいと思います。

さて、一般的なオフィスビルでテナントを探している際、担当の方々はどのような条件で物件選定されてますでしょうか。

  • 立地、周辺環境。
  • ビルの既存設備の充実さ。
  • 天井高、柱の位置
  • 床の耐荷重。
  • ビルのグレード。
  • 契約面積。
  • 賃貸料、共益費。

など、様々な条件があると思いますが、 その中には従業員の方々のことを考慮された条件も多く含まれていると思います。対して、倉庫/工場兼オフィスを賃貸される際は、オフィス機能よりも倉庫/工場機能を優先し、オフィス機能は二の次になりがちなのが多いケースかと感じております。

 

もちろん、使用目的からも倉庫/工場機能の優先度が高いのは当然と思いますが、オフィス機能もしっかり考慮され構築することで、働く方々のES向上や社員一人一人が健康に働くことができ、生産性向上につながると私は考えております。

今回は、倉庫/工場の設備だけでなく、オフィス機能も充実できるようにする為に、見落としがちと思われる物件選定ポイントを2つ、お話させて頂きます。

現状渡しで無い物件であること

 

まず「現状渡し」とは、物件の現状のまま引き渡されることを意味します。

例えば、建屋/内装/設備などに破損等があった場合でも、物件に手を加えずそのままの状態で賃貸されることになりますので、入居後に電気設備の劣化、雨漏り、壁面のヒビ割れ補修、水道管バルブの故障などが発生し、あらゆる部分で借主側のコストが発生する可能性がございます。

物件の修繕や最低限必要な設備などにコストが掛かれば、他設備の増強やオフィス環境の充実化に費用を回せなくなってしまうケースも多くあると思います。そのような状況になることを防ぐ為にも、物件選定時に考慮するポイントと思います。

電気/空調/防災/衛生などの既存設備が使用可能な状態か、充実しているか?

倉庫/工場兼事務所の物件を探していますと、新築物件より、古くから建っていて改修や修繕をされている物件が多いと感じます。

改修や修繕は、全ての設備機器が対象となっているわけではない場合もある為、建築当時から更新されていない設備などがある可能性もございます。そのような設備がある状態でご入居されますと、後々に使用不可の状態が判明したり、修繕などのコストが発生することがあります。使用不可な設備によっては、倉庫、工場だけでなくオフィスの使用にも不便が生じる可能性もございますので、

入居前に事前にオーナー様もしくは賃貸仲介会社に確認し、しっかりとした回答をもらうことが大切です。もし回答が無ければ、オーナー側で調べて頂くよう交渉することが必要と思います。

初期コストを抑えて、充実した職場に。

まだまだ物件選定ポイントはございますが、上記の2つを考慮することは初期コストを抑えることになります。初期コストを抑えることで、倉庫/工場、オフィスの設備や環境の充実にコストを掛けることができ、結果として充実した職場の実現がしやすくなります。

私たちコニカミノルタでは、パートナー企業と連携し、物件探しからお手伝いすることが可能です。その際は、賃料だけでなく、本コラムでお話したような工事コストの面でもサポートが可能ですので、ご興味がございましたら是非お問い合わせ頂けますと幸いです。

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