小規模でもおしゃれなオフィスづくり!
レイアウトで注意したいポイントを解説


小規模オフィスのゾーニング

女性がオフィスの中心で会話している

オフィスのゾーニングと、小規模でもおしゃれなオフィスを実現するためのポイントを解説します。

面積配分を検討

オフィスのゾーニングでは、必要となるスペースをリスト化して、面積の配分を考えます。執務・会議・共有・収納・通路などの各スペース配分を十分に検討することで、小規模でも使いやすいオフィスづくりを実現できます。

またゾーニングは、セキュリティーや消防法などとの関連性が高いため、専門知識が求められる点にも留意しましょう。

【オフィスにおける各スペース占有率の一般例】

スペース 占有率
ワークスペース 50%
役員スペース 10%
共有スペース 15%
休憩室 10%
収納スペース 3%
情報管理スペース 10%
通路スペース 2%

オフィスレイアウト上の寸法については、以下の記事も併せてご覧ください。

参考記事

寸法や動線に問題がないか確認

実際に業務を行う際の動線や、従業員から見た使い勝手、利便性に配慮しましょう。家具の占有率が高すぎると、狭さを感じさせるため注意が必要です。

見た感じでは問題がなくても、作業を行った際に広さが足りない、他者とぶつかるなどという可能性もあります。ゾーニングおよび家具の配置では、家具そのもののサイズと通路の幅、動線を十分に確認しておくことが大切です。

限られた空間を効率よくおしゃれにするためのポイント

フリーアドレスによるワークスペースの最小化

フリーアドレス制の採用でワークスペースを最小限にし、空間に余裕をもたせることで息苦しさを感じさせないオフィスづくりができます。

来客用スペースの工夫

来客が多い場合にはミーティングスペースを入口付近に設置し、業務への影響を最小限にする必要があります。あまりスペースがないときには、近隣のカフェや建物内の共有スペースなどの外部施設を利用することも視野に入れて検討するとよいでしょう。

効率的な空間活用

オフィスのレイアウトを検討する際には、企業の成長にあわせてオフィスも成長できるように「可変性」を考慮した設計にすることが大切です。家具を可動式にしたり、壁ではなくシェルフなどを用いて空間を仕切ったりすることで、従業員の増員や組織のあり方、働き方が大きく変わった後でもオフィスのレイアウトを変更できます。

さらに小規模オフィスの限られた空間をより効率的に、またおしゃれに見せるためには自社なりの工夫が必要です。

例えば、ファミレス席の椅子の下やスツールを収納として活用すれば、災害用の備蓄品などの置き場を確保できます。また、固定的な家具よりも成長にあわせて可変できる家具を選ぶのもポイントです。

光の効果による開放的なオフィスの演出

パーティションにはガラスや透過性のある材質を使い、光を上手に取り入れます。スペースが狭くても、心理的な圧迫感を除くことで、気持ちのよい開放感を演出することが可能です。

日照を遮らず、室内に光を取り入れられるように家具を配置して、自然のぬくもりを感じられるレイアウトも大切です。ブラインドを利用して機能性と洗練された雰囲気を演出したり、植物を効果的に配置したりすることで、オフィス全体のイメージづくりを行います。

スタンディングデスクの採用

打ち合わせや気軽なコミュニケーションスペースとなるスタンディングデスクも、場所をとらずにスタイリッシュなイメージづくりができて便利です。新しいオフィス風景、働き方を取り入れて、小さくても機能的で居心地のよいオフィスを目指しましょう。

オフィス環境の向上については、以下の記事も併せてご覧ください。

参考記事

小規模オフィスだからこその注意点

スタートアップオフィス

働く人が快適に時間を過ごせるオフィスにするためには、小規模だからこその配慮が必要です。

収納スペースの確保

業務上必要な作業スペースを十分にとるためには、身の回り品を収納できる場所を確保することが大切です。個人の持ち物を入れておくロッカーや棚を設置し、業務時には私物を持ち込まないといった、運用上のルールを徹底します。

プライバシー

小規模オフィスのメリットである距離の近さは、デメリットでもあります。従業員同士が感じるストレスについて考慮し、各場面で適度な距離感が保てるようにします。

業務中のプライバシー確保は、集中力に影響します。デスク配置を工夫し、他者の視線を気にせずに仕事に打ち込める状態をつくります。

生活音や男女別のプライバシーも重要なポイントです。トイレの音もれ防止策といったように必要以上に気を遣わせない配慮が求められます。

通路の確保

十分な通路スペースの確保は、作業効率や安全性、オフィスの機能性を左右します。法令に即したサイズであることはもちろん、どの座席からでもスムーズに移動できるようにします。

感染症対策

コロナ禍を通じて、もっとも意識されるようになったのがオフィスでの感染症対策です。ソーシャルディスタンスに配慮した対人距離の確保と動線の工夫が必要です。

換気対策として、窓が開けやすいような家具配置にすることも忘れてはいけません。

セキュリティー対策

重要機密の保管庫やサーバールームなど、企業運営の中枢となる設備については、来訪者から視線を遮るゾーニングがリスク回避策となります。顧客情報や内部情報などを扱う業務についても、安易に目に入らないような座席配置やデザインの工夫を考えましょう。

感染症対策に関するオフィスレイアウトについては、以下の記事も併せてご覧ください。

参考記事

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