感染原因の多くを占める接触感染に効果的なデルフィーノ! デルフィーノってなに?施工方法は?導入費用はどのくらい?実績は? などなど、初めての方にも分かりやすくまとめました
2020年はまさに新型コロナウイルスに席巻された年となりました。インフルエンザウイルスやノロウイルスなど、既知のウイルスと共に社会の脅威として捉え、企業も一層感染防止対策に努めなければなりません。そのような状況下であっても、オフィス業務は社会経済を回すうえで欠かすことのできないものです。複数の社員が集い、関わることは避けられません。そこで、職場の感染症対策強化として関心を集めているのが、オフィス全体の抗菌です。特に注目されているのが「デルフィーノ」。細菌感染のリスクにさらされるプロフェッショナルの現場で数多く採用されている製品です。ここでは感染症対策の基礎的な知識とその重要性、デルフィーノによるオフィス抗菌の効果について解説していきます。
目次
オフィスの感染症対策
新型コロナウイルスの世界的な流行により、感染症対策は日常的な社会責務となりました。最初にオフィスの感染症対策についての基本的な考え方を見ていきます。
オフィスは感染症リスクが高い?
厚生労働省による感染症における濃厚接触者の定義は、「近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方」とされています。
これまでの一般的な勤務形態では、長時間社内に滞在することになります。他者との同席の時間が長くなればなるほど感染リスクも高まるということから、デスクを並べて長時間一緒に過ごすオフィスでは、感染症リスクを意識しないわけにはいきません。
そのうえ、打ち合わせや会議など、密閉空間での交流が多いうえ、不特定多数の人間が出入りする業種も少なくありません。社員間でも業務上の会話が必要であり、すべてのコミュニケーションをオンラインですませるということは現実的に無理があるでしょう。
「除菌」「殺菌」「抗菌」の違いは?
新型コロナウイルスの流行により、感染防止のための商品も数多く提供されるようになりました。感染症予防をうたう商品表示には、「除菌」「殺菌」「抗菌」の3つが見られます。ここで違いを確認しておきましょう。
- 除菌:菌を取り除くことです。主に食器用・洗濯用洗剤やアルコールスプレー、清拭用クロスなどに除菌商品が見られます。
- 殺菌:特定の菌を殺すこと、菌数を減少させることです。「殺菌」は「除菌」方法のひとつですが、薬機法によって効果が認められた医薬品または医薬部外品にのみ「殺菌」と表記されています。
- 抗菌:菌の増殖を抑制します。抗菌製品では、菌がつきにくい環境を保持することができます。直接的に菌を殺したり、取り除いたりするものではありません。
オフィス内における一般的な感染症対策
感染リスクが懸念されるオフィス環境の一般的な感染症対策としては、どのようなものがあるのでしょうか。
- 密にならない工夫
そもそもオフィスの感染リスクは、「人が集まる」「接近する機会が多い」ところにあります。これらを避けるためには、席の配置を見直し、多人数が集中しにくい作業環境をつくることが大切です。さらに、換気を頻繁に実施し、常に新鮮な空気と入れ替わるよう配慮します。 - 飛沫感染予防
飛沫による感染を予防するためには、マスク着用が効果的です。着用できない事情がある場合には、くしゃみや咳の際に、ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う、腕で口をふさぐといった咳エチケットを奨励します。
複数人が顔を合わせる機会を減らすためには、オンラインによる会議に切り替えるのも効果的です。 - ソーシャルディスタンスに配慮したレイアウト・動線設計
人の流れが重ならないよう動線を変えたり、パーティションを設置したりすることも大切です。ソーシャルディスタンスに配慮したレイアウトを導入し、密になる環境を排除していきます。 - 接触感染予防
感染症の拡大は飛沫感染によるものだけではありません。感染者が触れた箇所に残るウイルスによって、感染が広がることもあります。防止のためには各人が手指の消毒を行い、定期的な拭き掃除を実施します。
接触機会を減らすため、文房具や備品の共有は廃止し、使い捨て用品を取り入れたり、個々人が自分の物品を使ったりといった方法に適宜切り替えます。
オフィス抗菌はなぜ必要か
最近、導入する企業が増加傾向にあるのがオフィス抗菌です。オフィスで抗菌がなぜ必要と考えられるのか、従来の予防対策では何が不足しているのかを見ていきましょう。
オフィスでは接触感染が脅威となる
くしゃみや大声による飛沫感染は感染症拡大の大きなリスク要因であり、オフィスでは接触感染が感染原因の50~80%の割合を占めるといわれます。
オフィス環境を考えた場合、複数の人が何度も使ったり触ったりする場所が数多く存在します。それは、知らず知らずのうちに、感染の可能性がある場所に触れる機会が多いということです。
例として、デスクやパソコン、プリンターやコピー機、FAXなどの共用機器、ドアノブ、エレベーターのボタンなどが挙げられます。壁や階段の手すりなど、ふとした瞬間に触れる箇所にも危険がないとは言えません。こうした接触感染については、マスクやうがい、手洗いだけでは防げない可能性が高く、一人ひとりの任意の対応にも限界があります。
また、従来の拭き掃除や消毒による対応では、マンパワーや時間経過による効果の低減などの課題があり、対応に限界があることは否定できません。
ウイルスは至るところに存在する
ウイルスがマスクの繊維をも通り抜けることはよく知られていますが、実際のところ、ウイルス大きさは細菌の50分の1程度と非常に小さく、至るところに存在しています。どんなにこまめに拭くといったことをしても完全な除去は難しいでしょう。そのうえ、どれほど丁寧に消毒しても、あとから持ち込まれたウイルスが付着することは避けられません。一般的な消毒法では「いたちごっこ」となり、高い予防効果は見込めません。そのため、オフィス内での感染症拡大防止では、ウイルスの増殖を抑えることが重要と考えられるのです。ウイルスが付着しても増殖させない手段を講じて、感染のリスクを下げるというわけです。
抗菌効果の高いデルフィーノ
オフィスの感染症拡大の抑制効果が期待できることで注目されているのが、デルフィーノという抗菌製品です。デルフィーノは、光触媒(酸化チタン)や抗菌触媒(銀)、三元触媒(プラチナ)などの、化粧品や食品添加物にも使用されている人体に安全な抗菌素材から作られています。
光触媒や抗菌触媒、三元触媒そのものは以前から利用されてきましたが、これら3つの触媒を組み合わせることで、相互作用や補完作用が働き、ウイルスへの対策としてより大きな威力を発揮します。
高い抗菌・防臭効果を持ちながら、SIAA(抗菌製品技術協議会)の基準をクリアしているため、安全性も担保されていて安心です。
医療の現場での感染症を防ぐために開発された製品ですが、現在では医療現場だけではなく、警察・消防など感染症の危険を伴う多くのプロフェッショナルな現場で広く採用されており、効果の高さがうかがわれます。
コニカミノルタが提案するオフィス抗菌サービス
コニカミノルタが上記のデルフィーノを用いたオフィスの感染症対策としておすすめするのが、「オフィスまるごと抗菌!デルフィーノ」。感染ゼロを目指したオフィスの抗菌・抗ウイルス・防カビ・防臭サービスです。
「オフィスまるごと抗菌!デルフィーノ」の特徴
デルフィーノによるコーティングは施工後約1年間*、その効果が持続し、水拭きや消毒などを行っても効果が落ちにくいというメリットがあります。(*:オフィス環境、備品、清掃頻度によって多少の違いがあります。)
実際の施工では噴霧器による拡散を行うため、一般的な清掃や抗菌作業では困難な入り組んだ内装でも抗菌対策が可能です。室内の壁・床・天井や電話、キーボードや机の裏など、人の手が届きにくい箇所までデルフィーノが行きわたることから、オフィスの隅々までしっかりと対策を施すことができます。
「オフィスまるごと抗菌!デルフィーノ」実施の流れ
具体的な施工は4つのステップで実施されます。
1. 最初に全体の清掃を行い、ウイルス汚染の可能性を極力低減させます。
2. 次に火災報知器や煙感知器が誤作動しないように養生し、各機能に影響がないようしっかりと保護。
3. デルフィーノをミクロン単位の霧状で噴霧することで、細かな粒子が隅々まで潜り込み、抗菌の徹底が実現します。
4. 最後に接触の多い箇所には手作業でのスポットコーティングで強化し、摩耗での剝がれを予防します。
デルフィーノの施工時間は100㎡で約3~4時間程度、300㎡で約4~5時間程度、1,000㎡で6~7時間程度が目安となります。休業日を利用すれば、次の営業日には感染症リスクの低いオフィスで働くことができます。
オフィスを丸ごと保護するデルフィーノで完全防備を
各企業ではオフィスの感染症予防対策に力を入れていますが、従来の方法ではいくらやっても不安が拭えないという意見も少なくありません。人が常に流動し、離合集散しながら作業を行う現場では、どれほど注意しても菌やウイルスの侵入を防ぐことは不可能です。そこで、対策のカギになるのは侵入・付着した菌やウイルスの増殖を抑えることです。デルフィーノを用いた新しいオフィス抗菌であれば、個々の努力では難しい感染症対策の強化が可能となり、しかも約1年間という持続した対策効果が期待できます。コニカミノルタでは感染ゼロを合言葉に、オフィスを感染症から守る効果的なサービス「オフィスまるごと抗菌!デルフィーノ」を提供しています。
感染原因の50%~80%と言われている接触感染に効果的なデルフィーノ! デルフィーノってなに?施工方法は?導入費用はどのくらい?実績は? などなど、初めての方にも分かりやすくまとめました