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出社したい派とリモートワーク派。
最新、リアルと本音。

オフィスに出社する?しない? リモートワークも選べる時代のリアルと本音

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「今、どんなオフィスだったら出社したい?」そんな問いをぶつけられた4人のリアルな本音。会社も立場も職種も違うからこそ白熱した座談会を記事にしたコラムを紹介します!オフィスで仕事をするのではなく、仕事の中でいかにオフィスを活用するかがポイントなのかもしれません。はたらくを見直すヒントを見逃さないでください!

立場も職種も異なる4人のリアル

オフィスで働くのが前提だった働き方が、大きく変わりました。2010年代後半より盛んになった働き方改革の議論に加え、2020年からのコロナ禍の影響で、オフィス以外の場所で働くリモートワークが増えました。出社する機会が減った今、どんなオフィスなら「行きたい!」と思えるのでしょうか。社会全体としてはコロナ禍をきっかけにリモートワークが進みましたが、職種によって働き方にはどのような変化があったのでしょうか。 日笠さん コンサルティング会社勤務 田畑さん 企画・制作会社勤務 大槻さん ソーシャルベンチャー経営 佐々さん メーカー勤務 (コニカミノルタジャパン)

オフィス?リモートワーク?それぞれの働き方

佐々: 弊社はコロナ前からテレワークができる環境を整えていました。営業担当の社員は営業後に直帰することも可能でしたが、基本的にはオフィスに出社していましたね。コロナ禍になり政府がテレワークを推奨したタイミングで「基本は全員在宅」という通知が出て、それ以降しばらくは出社するには申請が必要になりました。テレワークが始まった最初の頃は、移動時間がなくなったのでゆっくり起床しても間に合うのが嬉しくて(笑) 元々家の方が集中できるタイプだったので、私にとってテレワークは天国でしたね。 大槻: 私は家だと気になるものがたくさんありすぎるので、家から出て気持ちを変えたいタイプです。コロナ禍になり、これまでオンラインを導入していなかった仕事相手ともオンラインミーティングができるようになったのは、大きな変化でした。 田畑: コロナ前はアパレルで働いていて、コロナが流行り始めたころにWeb系の業界に転職しました。最初からリモートか出社かを選べたので基本的にはリモートで仕事をしていましたが、全く違う業界で経験がなかった分、最初は苦労しました。何をやっていいのかもわからないし、リモートだと質問しづらいですよね。 日笠:大学時代の最後の半年間はインターンをしていましたが、1回も出社せずフルリモートでした。20人ほどのチームでしたが、会えないとなかなか名前を覚えられないし、雑談もできないので仲良くなりづらい。インターンが終わったら関係が途切れてしまいがちなのはちょっと寂しいですね。グループワークでの話しにくさや、チャットを送るほどでもないけどちょっと聞きたい、といった質問のしにくさも感じています。

いま感じている、最適な働き方とは

日笠: 私自身は出社3割、在宅7割ぐらいのバランスがいいと感じています。大学最後の2年間がフルリモートだったので、出社するだけでちょっと疲れちゃって。毎日出社するのは大変です。 田畑: 僕は出社したいタイプですね。リモートだといつでも連絡が取れる状態になってしまうので、オンとオフ、時間のメリハリがつけにくくなります。出社して作業して、仕事を完全に終えて帰宅する方が効率よく働けますね。あと、オンラインだと、成果の過程がわかりにくいですよね。結果だけしか見られないので、どんなプロセスがあり、何をしたのか、判断しにくいと思うんです。そういう部分でもオンラインよりオフラインがいいなと思います。 佐々: 最近、ホワイトボードを使ったワークショップ形式でやりましょう!という声かけがあり、出社したことがありました。オンラインの場合、一人が話している間は他の人が話せなかったり、相槌を打つと音が切れたりして意思疎通が思うようにいかないことが多々あるので、出社した方が議論が活発になるかなと思います。 大槻:「オンラインだとちょっとした質問がしづらい」という声もありましたすが、実は試したことがあります。ちょっとした質問ができるようなオンラインの場をずっと開いていたら、誰か来るのかなと。でも実際は、誰も来なかったんですよね。これを解決するいいアイデアをみんなと探っています。 4人の対談のフルバージョンもご紹介しています。コニカミノルタジャパンでは、事例だけでなく、このような働く人々のリアルな声も貴重な資料として蓄積しています。経営者や管理職からは見えない現場の声をご紹介しています。ぜひ、ご活用ください。

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