工事現場における車両の安全な運用を実現したい

スピード超過車両防止あんしん運用パック

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工事現場の車両イメージ画像

工事現場に車両は欠かせないものの、事故によるリスクが気になる企業は多いでしょう。交通事故を防いで安全に作業を進めるため、または現場に乗り入れるまでに近隣道路での事故やトラブルを避けるためには、車両の速度を制限する方法があります。速度を落とせばより安全に運転しやすくなり、騒音抑制にもつながり近隣へ配慮することもできます。ところが、決められた速度はなかなか守られず、設定した速度よりもスピードをあげてしまう工事車両は少なくありません。看板による警告や、スピードガンにて計測する対策法がありますが、効果がないと感じている現場もあるでしょう。検知とアクションが同時にできるAI監視カメラを使って、工事車両に安全運転を促すという方法について解説します。

あらためて確認!工事現場の車両リスク

工事現場にはさまざまなリスクが潜んでいるため、事故が発生する可能性は決して低くはありません。事故が発生すれば作業が継続されず、遅れる可能性が出てきてしまいます。人身事故が起これば、企業全体や社会に影響を及ぼす大問題に発展します。なかでも心配なのは、工事用車両による事故です。

建設現場において発生する工事事故では、交通事故が全体の10%以上を占めるという調査結果もあります。運転者の技術力や責任意識が不十分であると、大きな事故に繋がる要因にもなるでしょう。十分な知識と経験があっても、天候不良や環境次第によって、思わぬ事故が発生することも。工事用車両は現場内だけでなく、現場以外の道路でも安全運転が求められます。

大型車両は死角が発生しやすいうえに、狭い道路や住宅街、子どもやお年寄りが通行する道を走ることもあります。不慣れな道路にて工事関係者以外との接触事故を起こす可能性は低くはないため、安全に運転するための教育を十分におこなわなければなりません。同時に、工事車両の走行速度についても注目してみましょう。

走行速度による工事現場の車両トラブルは発生しやすい?

実際に走行速度による事故事例やトラブルの具体例をチェックしておきましょう。

工事現場の車両トラブル例のイラスト

これらの事故やトラブルは走行速度を落とし、慎重に運転をすれば防げたものばかりです。工事現場内にて車両がスピード出し過ぎたことによって、接触や衝突事故が起きることもありますが、道路にて一般車両や歩行者と接触したり、または近隣住民とトラブルになったりというケースも少なくありません。

事故が起きなくても、騒音トラブルが発生することもあります。工事車両が速度を抑えるだけでも大きな音を抑えられることは多々あるので、トラブルを避けるためにも走行速度は十分に注意した方がいいでしょう。安全かつ、誰もが安心して工事がおこなえるよう、工事車両の速度を守ることをあらためて考えてみてください。

工事用道路の制限速度を守る2つの方法

安全かつ、なるべく騒音を抑えるために工事用道路を走る車両の制限速度を設定している現場は多々あります。法定速度が時速40km制限の道路ならば、ダンプトラックなどは時速30km制限、工事現場内ならば時速10km制限に設定するなど、具体的な数値にて、安全な速度制限がされています。では、決められた速度は工事現場にてどのように伝えているのでしょうか?事前に各作業員に周知するだけでなく、速度制限を意識するためにおこなわれている2つの対策法をみてみましょう。

1. 工事現場に看板を設置

運転中も意識できるよう、制限速度を看板に記載して複数設置している現場は多いです。ところが、看板だけでは速度を守れない車両もあるとの声もありました。「常にメーターを確認しながら運転ができない」「効率を重視して、つい速度制限を無視してしまった」このような現場もあり、実際には制限速度を設定し、看板を設置しても守れないというケースも少なくありません。

2. スピードガンによる速度計測管理

工事関係車両が決められた速度を遵守するため、スピードガンを使って速度を計測するという方法があります。野球やテニスにて球の速度を測定するスピードガンは、自動車の速度測定にも使用できます。高感知センサーが搭載された低速度計測も可能なスピードガンを購入すれば、時速8kmから速度を計測することも可能に。工事現場や工場敷地内などのノイズが多い場所でも使える製品もあるので、工事中のリアルな現場や通行道路にて計測可能です。

ですが、計測をするためには別途人員を確保が必要となり、制限速度を超えていても、その場で注意を促すことはできません。測定は目視なので、計測結果を元にドライバーに注意を促しても、車両がスピード違反をした証拠としては弱いもの。意識を改めるまでの指導はできず、改善につながらないというケースも想定されます。

スピードを計測して結果を管理することはできても、事故が発生したあとで通達しても手遅れです。時間をかけて全車両の速度を人の手で計り続けて、計測値を管理する。まとめた計測データをもとに、数日たってからドライバーに注意を促すという効率の悪さから、作業に踏み切れないという企業もあるでしょう。スピードガンだけでは確かな効果が望めないうえに、無駄に手間暇がかかってしまう恐れがあることも覚えておきましょう。

以上、2つの工事用道路の制限速度を守る対策法をご紹介しましたが、実際に取り入れている企業も多いのではないでしょうか?ですが、確かな効果が得られていないという現場も少なくありません。もっと効率良く対策につながる方法を検討されている方は、AIカメラによる対策法についてぜひご覧ください。

AIカメラによる工事現場の速度制限

知性あるAI監視カメラにて、工事車両の速度を制限できるという方法について解説します。コニカミノルタジャパンが取り扱う「MOBOTIX」を使用し、車両を監視してドライバーに通達するという方法を、ぜひ知っておいてください。MOBOTIXには動体検知機能が搭載されており、検知と同時に速度を推測することが可能です。

さらにカメラにて撮影するだけでなく、警告音やパトライトの点灯にてその場で知らせるともできます。運行時の写真を数枚のスナップショットにしてドライバーや担当者にメールを通知し、確かな画像や映像を元に指導をおこなうこともできるようになります。万が一、事故が起こってしまった時には、録画しておいたものを後からチェックすればどのような要因で生じた事故であったのか、特定も容易になります。さらに再発防止策の策定もしやすくなるメリットもあります。

MOBOTIXは単なる監視カメラではなく、その場でアクションができることも特徴の一つです。鮮明な画像やデータにて管理ができることで、工事現場でも有効活用されています。耐候性・堅牢性に優れたAI監視カメラならば、屋外の設置も安心です。さらに、工事現場にてMOBOTIXを採用するメリットについてもご覧ください。

工事現場にてMOBOTIXを採用するメリット

スピードガンを使用した場合、測定する人と記録を管理する作業が必要になります。MOBOTIXならば設置すれば人員を確保する必要はなくなりますし、作業を効率化することも可能です。MOBOTIXには、エッジAIが搭載されているため、カメラ自身が解析し、分析を行います。従来の監視カメラでは別途解析用のモニターが必要でしたが、エッジAIが解析を行うために解析用PCは不要となり、多くの工事現場では車両の入場管理や防犯対策にも役立てられています。

MOBOTIXは速度検知だけでなく、熱感知や夜間映像の撮影、遠隔地からの映像確認などもできます。活用の幅が広い高性能なカメラのため、想像以上に工事現場にて役立てられています。さらにコミカミノルタでは「スピード超過車両防止あんしん運用パック」として、導入から設置、運用までも丁寧にサポートします。「問題が起きたとき、即時に対応してもらえるのか」「自社では気づけないサポートは望めるのか」このような要望にも対応可能なうえ、ただ監視カメラを設置する以上の効果も期待できるでしょう。

建設現場や工場、オフィスや商業施設など、さまざま場所にてMOBOTIXは活用されています。些細な疑問にもお答えできますので、ぜひ資料請求と共にお気軽にお問い合わせください。

コニカミノルタのご提供サービス

「スピード超過車両防止あんしん運用パック」のイメージ画像

「スピード超過車両防止あんしん運用パック」では、MOBOTIXの動体検知機能を使い、動くもの(工事用車両)の速度を推測します。規定以上(45km/h以上)の場合は、警告音と合わせて前後数枚のスナップショットを担当者にメールで通知されることで、担当者は映像をもとに車両運行管理者に指導を行うことができ、近隣の住民に配慮した安心安全な工事現場の運用を実現します。

安心安全な現場を守るAIカメラ

忙しい工事現場では、ドライバーが速度を守りたくても運転や周囲確認などに気をとられ、うっかり速度をあげてしまうこともあります。または作業効率をあげるため、工事車両でのスピーディーな移動を心掛ける人もいるでしょう。現場で働く人々は必ずしも悪気があって制限速度を破るわけではないため、カメラによる警告や映像確認によって注意を促すことで、すぐに速度を制限してくれる方は大勢いるはずです。少しずつ意識をあらためて速度を守るようになり、安全運転にて作業を進めてくれるようになるでしょう。事故を防ぐのはもちろん、近隣住民も安心感を与えられるため、トラブルにも発展しにくくなるはずです。

現場以外にて起きやすい、第三者の通行人や一般車両の事故を防ぎたい方、看板の設置や人員を割くことでは効果が感じられない場合には、スピードを検知して警告ができる「スピード超過車両防止あんしん運用パック」について検討を進めてみてください。安心安全な現場づくりのため、AI監視カメラを上手に活用してみましょう。

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