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「救いの泉構想」で東京サイト日野の水資源を地域社会貢献に活用
~「防災中期計画」を策定、企業の枠を超えて地域の災害対応を支援~
2014年8月28日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、災害時に東京サイト日野(住所:日野市さくら町)で使用する地下水を地域の災害対応支援に活用する「救いの泉構想」を含めた「防災中期計画」を策定しました。
今年度新たに策定した「防災中期計画」は、これまでの防災活動の中心であったコニカミノルタグループにおける労働災害の発生防止、自然災害時の従業員の安全確保や事業継続化計画(BCP)の枠を超え、地域社会の災害対応へ当社のリソースを活用して貢献するよう領域を拡大しました。その第一歩として、70年以上の歴史を持つ東京サイト日野の水資源を利用した「救いの泉構想」の実現に向けた取り組みを始めます。
東京サイト日野は、地下約150mの深度に到達する井戸を13本保有し、汲み上げた地下水を主に生活用水(飲料水、手洗いなど)として利用しています。当地は、多摩川と浅川に挟まれ、富士山系の豊かで清浄な深層地下水資源に恵まれた立地条件にあります。
「救いの泉構想」では、自然災害などの発生時に、東京サイト日野構内の揚水井戸で汲み上げた地下水を地域社会の災害対応活動に役立てていただくことを狙いとしています。今年度は、停電時でも揚水井戸やろ過・殺菌装置を稼働できるよう、構内の自家発電装置の増強計画を推進しています。これにより、今年末には停電下でも約700トン/日の飲料水を確保できる見通しです*。
このたび、コニカミノルタから「救いの泉構想」を日野市および近隣の日野市立病院へご紹介し、第一弾として災害発生時の日野市立病院への人工透析用水や飲料水等、病院運営に必要な水の供給について検討を開始することにいたしました。今後、三者間で実務協議を重ね、実現に向けた検討を進めてまいります。
東日本大震災後の被災地や被災者支援として、コニカミノルタは、医療用機器の無償提供、避難されている被災者の方に日野市と八王子市の社宅を無償提供するなど、地域のニーズに応える社会貢献活動を重ねてまいりました。「防災中期計画」を機に、地域の皆様との一層の連携強化を図り、当社の特長を生かしながら、社会の課題解決に貢献してまいります。
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- 24時間連続稼働した場合