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無錫工場が情報機器で
初の「グリーンファクトリー認定制度 レベル2」を達成
~インダストリアルエンジニアリングを駆使し、環境負荷低減と
生産力強化を推進~
2014年3月4日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松﨑 正年、以下 コニカミノルタ)では、生産拠点の環境活動を総合的に評価する制度として、独自の「グリーンファクトリー認定制度」を運用しています。そしてこのたび、中国のコニカミノルタビジネステクノロジーズ(無錫)社(本社:江蘇省無錫市、董事長:渥美 浩三、以下 無錫工場)が、情報機器の国内外の生産拠点の中で初めて2015年度の達成基準レベル「レベル2」を達成いたしました。
「中期環境計画2015」の目標達成を支える取り組みとして2010年1月から全世界で運用を始めた「グリーンファクトリー認定制度」では、「地球温暖化防止」「循環型社会への対応」「化学物質リスクの低減」「生物多様性への対応」などのテーマについて管理指標を定め、2015年度の達成基準「レベル2」向けて国内外の全生産拠点が環境対応施策を展開しています。「レベル2」の条件は、CO2排出量、外部排出物量および石油由来資源廃棄物量の大幅な削減に加え、実施のプロセスに関する約250項目からなるガイドラインに基づく評価をクリアすると言う厳しいものです。
無錫工場では、「レベル2」達成に向けて、生産性の向上を通じて一層の環境負荷低減を目指す取り組みに2012年より着手しました。新しい試みとして「インダストリアルエンジニアリング作業分析(IE作業分析)」に基づく生産ラインの作業性や動線の徹底的な見直しを行い、生産スペースの縮小と生産時間の短縮を実現するとともに、空調・照明を含めたエネルギー消費量の低減に貢献しています。コニカミノルタが社内に擁するIE作業分析の専門家が蓄積したノウハウを、グローバルに広がる生産拠点に横展開できるのは当社の強みのひとつです。また、現場の従業員の創意工夫による改善コンテストなどを通じて全員参加型の活動を推進し、意識改革を促進しながら「現場力」を高めてきました。
さらに、成形工程で発生する樹脂端材の3R(Reduce・Reuse・Recycle(抑制・再使用・資源循環))にも積極的に取り組み、端材を出さない成形金型の開発・導入などにより、樹脂の使用量を大きく削減しました。これらを含めた多様な施策の結果、基準となる2007年度比でCO2排出量の38%低減*、石油由来資源廃棄物量の60%低減*、外部排出物量の65%低減*を達成しました。このように、グリーンファクトリーの取り組みは、CO2排出量の削減のみならず、製造現場の生産性向上や一層のコスト削減などの生産力強化に結びついています。
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コニカミノルタは、コミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」のもと、社会課題の解決と企業の成長の両立を目指し、生産プロセスの革新を通じて、環境配慮型の生産と競争力強化をグローバルに推進し続けます。
コニカミノルタビジネステクノロジーズ(無錫)社の概要
会社名称 | 柯尼卡美能达商用科技(無錫)有限公司 |
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設立 | 2004年12月 |
本社所在地 | 中華人民共和国江蘇省無錫市 |
生産品目 | 複合機など情報機器製品および部品、消耗品 |