ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。電話でのお問い合わせはこちらをご覧下さい。
「CDPジャパン500」で最高評価
「気候変動パフォーマンス先進企業」「気候変動情報開示先進企業」の両方に初選定
~環境経営の質と透明性を高め、サプライチェーン全体の環境負荷低減を目指す~
2013年11月6日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松﨑 正年、以下 コニカミノルタ)は、温室効果ガス排出量の削減及び気候変動リスクの緩和に対する活動、並びに気候変動情報開示に対する活動に対し、CDPから高く評価され、「CDPジャパン500」における「気候変動パフォーマンス先進企業」と「気候変動情報開示先進企業」の両方に初めて選定されました。この結果は、本日「CDPジャパン500気候変動レポート2013」において発表されています。
CDPは運用資産総額87兆ドルを有する722の機関投資家を代表し、日本企業500社(FTSEジャパンインデックスを基本とする大手企業500社、以下 ジャパン500)を対象に、温室効果ガス排出量や気候変動がもたらすリスクや機会などの気候変動に関連する情報開示を求める調査を実施し、企業からの回答内容に基づく評価結果を公表しています。
2013年の調査において、コニカミノルタは、調査対象企業のなかで最も気候変動戦略や排出削減について優れた企業として「気候変動パフォーマンス先進企業(クライメート・パフォーマンス・リーダーシップ・インデックス:CPLI)」に、さらに最も気候変動情報開示に優れた企業として「気候変動情報開示先進企業(クライメート・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス:CDLI)」に選定されました。
CPLIの選定では、企業が温室効果ガス排出量の算定・検証・管理を高いレベルで実行していることが求められます。今年のジャパン500では12社(コニカミノルタを含む)がCPLIに選定されました。
また、CDLIの選定では、企業の気候変動情報開示が100点満点で評価されますが、今年のジャパン500では、得点が95点以上の24社(コニカミノルタを含む)がCDLIに選定されました。これは回答企業の上位10%に相当します。
今年のジャパン500でCPLIとCDLIの両方に選定された企業は、コニカミノルタを含めて8社で、精密機器業界ではコニカミノルタのみです。
コニカミノルタは地球温暖化防止に積極的に取り組み、長期環境ビジョン「エコビジョン2050」のテーマのひとつとして、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を、2050年までに2005年度比で80%削減することを掲げています。そして、毎年の目標設定・実績把握のために、サプライチェーンの上流から下流までにわたる、コニカミノルタの活動にともなうCO2排出量を算定しています。2012年度の実績については、社会的な関心の高い「スコープ3※」情報開示に取り組み、算定カテゴリーを増やすなど、情報開示のレベルを向上しました。2012年度のライフサイクルCO2排出量は、2005年度比で50%削減を達成しています。さらに、算出したデータの解析をもとに課題を抽出して、削減目標の設定に反映し、一層の削減に向けた取り組みに生かしています。このように、先進的なマネジメントプロセスを取り込みながら、透明性を向上し、サプライチェーン全体の温室効果ガス削減を目指す活動が、高い評価に結びつきました。
これからも、コニカミノルタは、コミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」のもと、革新的なイノベーションを世の中に送り出し、グローバルに環境保全に貢献する「新しい価値の創造」に取り組んでまいります。
- ※
- スコープ3:企業がCO2排出量を算定する際に、購入した物品・サービス、販売した製品の使用・廃棄など、企業活動にともなう間接的な排出量も範囲に含めること。
【CDPについて】
CDPは、企業や都市の重要な環境情報を測定、開示、管理し、共有するための唯一のグローバルなシステムを提供する国際的な非営利団体です。CDPは、企業が環境や天然資源に及ぼす影響を開示するように、またその影響を軽減する対策を取るように、合計87兆米ドルの資産を持つ722の機関投資家を含む市場関係者とともに働きかけています。 CDPは現在、気候変動、水、森林に関するリスク商品情報のグローバル最大の一次データを有しており、これらの知見をビジネス、投資、政策の戦略的な意思決定の場に提供していきます。