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東京都がコニカミノルタサプライズの特定温室効果ガス都外クレジット算定方法等を認定
2013年2月5日
コニカミノルタグループは、地球温暖化防止を企業にとって重要な社会的責任の一つと捉え、製品ライフサイクル全体を通じてCO2排出量の削減に取り組んでいます。
このたび、グループの関係会社である株式会社コニカミノルタサプライズ(本社:山梨県甲府市、社長:大澤 以清、以下 BSJ)本社工場(以下 BSJ甲府)の生産活動において、種々の省エネ施策により達成した特定温室効果ガス削減実績を、東京都の都外クレジット制度に申請し、都外クレジット算定方法等の認定通知を受領しましたのでお知らせいたします。
東京都は2008年7月に環境確保条例を改正し、「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」を導入しました。削減義務は2010年4月から始まっています。都外クレジットは、東京都が独自に導入した排出量取引制度の1つで、都外にある工場などのCO2排出削減量を取引によって都内の事業所の削減義務充当に使用できるものです。
BSJ甲府は、複合機やデジタル印刷機などの現像剤、感光体を主要製品とする生産拠点です。コニカミノルタグループでは全世界の生産拠点の環境活動を総合的に評価する「グリーンファクトリー制度」を実施していますが、BSJ甲府はフロントランナーとして前倒しで目標を達成し、着実に成果をあげています。2008年には冷凍機の統合による効率化で電力を削減し、2009年には蒸気配管の放熱対策を徹底的に見直して改修し、ムダ・ロスを排除するなど、高効率・省エネ型の設備を積極的に導入しながら、工場のいたるところで省エネ施策を推進しています。これらの活動が結実し、グループのトップを切って2011年1月に「グリーンファクトリーレベル1」の認定を受けました。現在は、さらに高い目標をおく「グリーンファクトリーレベル2」に向けた省エネ活動に取り組んでいます。
BSJ甲府の2004年度から3年間のCO2排出量実績値と2010年度の排出量実績値を都が定めるガイドラインに沿った方法で算出した結果、BSJ甲府で創出可能なクレジット量は1,250トン/年を見込んでいます。排出量取引が可能になる2015年4月以降では、5年分のクレジット予定量として6,250トンを見込んでいます。コニカミノルタグループでは、東京都内の主要拠点である東京サイト(日野市、八王子市)のCO2排出量削減施策にこのクレジットの活用も織り込む予定です。
なお、コニカミノルタ東京サイト日野および八王子は、2011年度に東京都環境確保条例にもとづく「優良特定地球温暖化対策事業所」の「トップレベル事業所」(地球温暖化対策の推進の程度が特に優れた事業所)として東京都から認定を受けています。
これからも、コニカミノルタグループは、会社運営のすべての面で人と環境に調和した企業活動をグローバルに推進し、社会の環境課題の解決への貢献をめざします。