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ドイツの大手照明関連測定器メーカー
Instrument Systems社の買収について

2012年12月3日

コニカミノルタグループにおいて光学部材および産業用・医用測定機器の製造販売を行うコニカミノルタオプティクス株式会社(本社:大阪府堺市、社長:唐﨑 敏彦 以下コニカミノルタOP社)は、ドイツの大手照明関連測定器メーカー、Instrument Systems GmbH(本社:ドイツ ミュンヘン、以下IS社)を買収しましたので、お知らせいたします。

背景と目的

当社グループは本年4月に光学系事業分野の組織再編を行い、デジタル家電やパーソナルコンピューター関連等の偏った製品領域への部品供給ビジネスから脱し、今後の市場成長が見込まれる領域に焦点を当てた事業ユニットの集合体として、安定的に高収益性を維持できる組織へのシフトを進めております。

コニカミノルタOP社の産業用測定機器部門は、従来よりディスプレイ・光源色測定におけるトップメーカーとして、照度計のみならず、ホワイトバランス測定で業界のスタンダードモデルとなっている「ディスプレイカラーアナライザーCA-310」など、長きにわたり高品質な製品を提供してまいりました。
一方、IS社は、分光器や輝度計など光測定器の上級機種を中心に世界的に高い評価を獲得しており、特にLEDを含む照明業界において、その技術力、営業力に強みを持つ同分野のトップ企業です。また近年はディスプレイ測定分野においても高性能の最上位セグメントでシェアを伸ばしています。

このたびのIS社の買収により、既にNo.1のシェアを有するディスプレイ測定分野でのラインアップ拡充、さらには急拡大しているLED光源および今後の大きな成長が見込まれる有機EL光源といった照明分野も含む総合的な光源色測定においてトップポジションを保持し続けることができると考えております。加えて有機ELを始めとした次世代照明の機器および部材に関連する事業と、この光源色測定事業とのより大きなシナジーにも期待しており、まさにコニカミノルタグループの成長戦略と方向性を一にした企業買収と位置付けております。

今後の運営

IS社はコニカミノルタOPの連結対象子会社となり、開発、生産、販売機能はそのままドイツのミュンヘンおよびベルリンにて維持・継続いたします。また商品ブランドもIS社のブランドを継続使用する予定です。

IS社概要

社 名 Instrument Systems Optische Messtechnik GmbH
設 立 1986年
本社所在地 ドイツ ミュンヘン
事業内容 光学を専門とする分光器をベースとしたLED光源/照明関連測定器の製造販売
従業員数 99名(2012年10月現在)
売 上 30.3百万ユーロ(2011年7月~2012年6月末実績)

コニカミノルタは、今後もコミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」の下、お客様のニーズに合致した製品とサービスの提供に努め、グループ全体の企業価値を一層高めてまいります。

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