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「知的財産報告書2012」をWEBサイトで公開
2012年7月9日
コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)では、2011年度の知的財産活動への取り組みについてまとめた「知的財産報告書2012」(2011年4月~2012年3月)を、本日よりコニカミノルタのWEBサイト上※1で公開いたします。
コニカミノルタでは、透明性の高い企業経営を目指し、業績報告に加えて、経営戦略およびCSR(企業の社会的責任)の取り組みなどの企業情報の開示を推進しています。知的財産情報についても、コニカミノルタの技術力に対し、ステークホルダーの皆さまのご理解を一層深めていただくために、「知的財産報告書」を2004年から毎年開示し、今回を含めて9年間継続して公開しております。
「知的財産報告書2012」は、例年通り経済産業省の指針に従い、知的財産報告書の開示10項目に沿って作成しています。主なポイントとしては、中期経営計画「Gプラン2013」の基本方針のひとつである、力強い成長と規模の拡大を実現する上での両輪と位置付けている「既存事業の競争力強化と業容拡大」、「新規事業の育成」に着目して記載しています。たとえば、コニカミノルタの2011年度の日本特許公開件数※2は3254件となりましたが、主要事業である情報機器分野へ資源を集中して開発を行い、日本特許公開件数*2における情報機器分野の比率は前年度の56%から62%へと増加するとともに、特許保有件数も着実に増加しています。また、本年4月1日の組織再編により事業強化に踏み出した有機EL照明等の機能材料事業においても、特許の権利化を推進した結果、多くの権利を保有しており、日本において約600件の特許を保有しています。さらに、「環境・エネルギー」を含む新規事業創出のための共通基盤技術・先端技術分野に対して積極的な研究開発投資を継続し、2011年度の同分野の研究開発費は131億円となりました。
- ※2
- PCT(特許協力条約)の国際公開(日本)件数を含む
コニカミノルタは、「材料」「光学」「微細加工」「画像」の4つの分野で、長年培ってきた12のコア技術を保有し、これらをもとに、情報機器、機能材料、光学・計測機器、ヘルスケア、産業用インクジェット、プラネタリウムなどの領域で多彩な事業を展開しております。「知的財産報告書2012」では、主要事業における技術の市場性、市場優位性の分析を紹介しています。
また、研究開発アライアンスの積極的な推進を通じて外部の研究開発リソースの有効活用と事業化推進の効率的運営を図る事例として、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクト、一般企業とのアライアンスを紹介しています。
さらに、「Gプラン2013」の基本方針のひとつである「コニカミノルタ」ブランドの認知度向上を目指し、グループとしてブランド価値の維持・向上を積極的に推進しています。知的財産活動の中核組織である知的財産センターでは、ワールドワイドに商標の出願・権利化および維持を行っています。
コニカミノルタは、コミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」を掲げ、将来の新規事業も含め、各事業領域においてお客様や社会が直面する課題を画期的なアイデアで解決し、新しい価値をもたらす企業集団を目指しています。革新的なソリューションが生む競争優位性を確保するために、これからも知的財産活動を一層強化してまいります。