2012年3月1日

コニカミノルタビジネステクノロジｰズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下コニカミノルタ)は、｢ bizhub(ビズハブ) PRESS C70hc ｣が、米国パントン( Pantone, Inc . 本社:米国ニュｰジャｰジｰ州 以下パントン社)より、色再現性がPANTONE^®カラｰ準拠であるとの認証を取得したことをご報告致します。

今回認証を取得しました｢bizhub PRESS C70hc｣は、高彩度トナｰを採用した商業印刷分野向けのデジタル印刷システムです。CMYK4色のトナｰを使用しながらsRGB色空間に近い色再現領域を有し、RGBデｰタの優れた再現性を実現するとともにCMYKデｰタも自然な色合いで再現できます。

パントン社の特定色であるPANTONE^®カラｰは、グラフィックアｰツおよび印刷業界での標準指定色として、世界各国で幅広く認知され使用されています。

その特定色の再現性は、指標となる｢PANTONE^® Plus(プラス)シリｰズ｣及び｢PANTONE^® Goe(ゴｰ)システム｣の基準色に対して実際に出力されたサンプルを検証し、分母を基準色総数、分子を再現できる色数として、その百分率で評価されます。通常の印刷で使用されるプロセスCMYK4色インキによるオフセット印刷の場合では、再現性は上記それぞれの指標に対し約60%です。

今回パントン社の検証では、｢bizhub PRESS C70hc｣の再現性はオフセット印刷の数値を上回り、｢PANTONE^® Plusシリｰズ｣では約75%、｢PANTONE^® Goeシステム｣では約73%となることが確認されました。この色再現性の高さは、現在市場で展開されている4色乾式トナｰを使用した数多い出力機材の中でも、最高クラスに属します。

この検証結果から、パントン社より｢bizhub PRESS C70hc｣の高い色再現性について "PANTONE^®カラｰ準拠である"との認証が与えられました。

これにより｢bizhub PRESS C70hc｣を出力機とすることで、ペｰジデザインを重視した原稿デｰタにPANTONE^®カラｰを指定色として安心して使用することができます。またデザインデｰタ上の色数の選択幅が拡大することで、制作者の意図を情報の受け手である顧客へ忠実に伝えられます。

さらに原稿デｰタと出力物の色合わせに要する工数や工程が省力化されることで、制作物のトｰタルコスト削減と、確認用出力用紙等の廃棄や余分な機材稼動によるCO₂排出といった環境負荷の低減が図れます。

コニカミノルタは、コミュニケｰションメッセｰジ｢ Giving Shape to Ideas : 革新はあなたのために。｣の下、お客様視点に立ち、色再現性に優れた｢bizhub PRESS C70hc｣を通じて、今後もプロダクションプリント市場において多様化するお客様のご要望とご期待に応えてまいります。