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2012年 年頭ご挨拶
お客様の思いを実現し、形あるものに
- Giving Shape to Ideas -
2012年1月1日
コニカミノルタホールディングス株式会社
代表執行役社長 松﨑 正年
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2011年の世界経済はギリシャの財政危機に端を発する欧州地域の信用不安、世界経済を揺るがしかねない債務問題への対応を迫られるという予断を許さぬ状況が続く一方、日本では東日本大震災の傷も癒えない中で、異常とも言える急激な円高が進行しました。また、個人消費の冷え込みに伴うデジタル家電およびPC市場の需要後退に加え、タイで発生した大規模洪水に起因するサプライチェーンの混乱等、国内外の情勢が不透明感を増す中、当社をはじめ海外売上比率の高い企業の多くが、業績の見直しを余儀なくされました。本年も昨年と同様に厳しい経営環境にあるとの認識・危機感を持っております。
コニカミノルタグループは、昨年5月に3カ年の中期経営計画「Gプラン2013」を発表致しました。「Growth(成長)」をキーワードとする本計画は、成長の実現・規模の拡大、「真のグローバル企業」への進化、「コニカミノルタ」ブランドの認知度向上、の3点を基本方針としており、計画必達に向けてグループ一丸となって諸施策への取り組みを進めてまいりました。
本年はこの中期経営計画の2年目となりますが、当社グループとしてチャレンジすべきテーマの一つが利益規模の拡大です。コニカミノルタグループの強みを活かし、成長する製品・分野・市場に経営資源を重点配分して、既存事業での収益を確保しつつ新規事業の育成を進め、成長の機会を確実に成果に繋げていきたいと考えます。
次のテーマが「真のグローバル企業への進化」です。当社グループの売上高海外比率は70%を超え、世界約40カ国に拠点を有し、連結従業員の三分の二は海外国籍という意味で、既にグローバルに展開する企業と言えますが、“真のグローバル企業”を目指し、ワールドワイドな人材活用システムの構築を含め、グローバルな視点に立った経営を推進してまいります。
三つ目が「コニカミノルタ」ブランドの認知度向上です。昨年、コミュニケーションメッセージ 「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」を設定いたしました。これは「お客様の思いを実現し、形あるものにする。」というメッセージです。コニカミノルタは、カメラおよびフィルムのメーカーとして一定の認知度を得ておりました。しかし、今後も当社ブランドの認知度や理解度の維持向上を図っていくためには、広告宣伝展開も重要活動ではありますが、なによりもお客様に接する私たち自身の日々の活動こそがその「肝」であると考え、このメッセージを策定いたした次第です。
2012年は、このメッセージとともに、お客様にとって価値ある商品・サービスをお届けすることで、より良い社会の実現に貢献し、社会から支持され必要とされる企業を目指してまいります。
本年もなお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。