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放射性同位性元素ラジウム226の発見について

2011年8月2日
コニカミノルタエムジー株式会社

コニカミノルタエムジー株式会社(本社:東京都日野市、社長:児玉 篤)では、管理下にない放射性同位性元素ラジウム226(以下、ラジウム226)を、東京サイト(日野)内研究棟の実験室において発見しましたので、文部科学省に報告するとともに、管理体制の徹底を致しました。

当社はこの度、実験室の移動のため、室内清掃をしていた際に実験机の引き出しから、「放射線源 Pb(鉛)ケース入り」と書かれた鉛の箱状容器を発見し、専門業者に分析を依頼したところ、ラジウム226(推定数量: 1.13MBq)であることが判明しました。当社では、X線画像入力機器を中心に医療分野の事業を展開してまいりました。当該のラジウム226は、現在は使用しておりませんが、40年以上前に放射線量を測定する機器の値の補正(校正)に使用していたものと推定致しております。

当事業所の敷地境界の放射線を測定した結果、自然レベル(0.1μSv/h以下)であり、周辺への影響はございません。また、従業員への影響も当該実験室内を測定した結果、線量が微弱であることから、安全性には問題ないレベルと考えます。現在、当該のラジウム226は、当該実験室を立ち入り禁止とした上で、実験室内で鉛容器に格納し厳重保管し、今後、専門機関で廃棄する方向にて調整を進めております。

地域の皆様、従業員への安全性に関する問題はないと判断しておりますが、ご心配、お騒がせすることを心よりお詫び申し上げます。

今後、行政当局のご指導の下、当社内での一層の管理体制の徹底を図ってまいります。

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