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「次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合」に参加
~低電力社会の構築に向け、次世代技術開発を加速~

2011年6月9日

コニカミノルタIJ株式会社(本社:東京都日野市、社長:大野 彰得、以下 コニカミノルタ)は、この度、フレキシブルディスプレイやセンサーなどの大面積のフレキシブルデバイスを、省エネルギー、省資源、高生産性で製造する「プリンテッドエレクトロニクス技術」の早期実用化を目指した「次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合」(理事長:宇高 惠一)の設立に参加いたしましたので、お知らせいたします。

「次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合」は、フレキシブルディスプレイやセンサーなどの大面積フレキシブルデバイスを、省エネルギー・省資源・高生産性で製造できる技術として、印刷技術を駆使して電子回路を製造していくプリンテッドエレクトロニクス技術を確立し、低電力社会の構築と産業技術の国際競争力の増進を目的に、集中的に技術開発を推進する組織として発足し、2011年5月31日より本格的に始動しました。コニカミノルタを含め、エレクトロニクス、印刷、装置、材料などの業種横断的なメーカー27社と独立行政法人産業技術総合研究所が、組合員企業として参加しています。また、この技術研究組合は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)における「次世代プリンテッドエレクトロニクス材料・プロセス基盤技術開発」事業(平成22年度~27年度)を受託し、茨城県つくば市に集中研を設立して活動していきます。

情報のデジタル化の進展と、入出力情報端末機器の大量普及に伴い、ディスプレイやタッチパネルを備えた装置や機器のエネルギー消費の抑制が大きな課題となっています。また、これらの機器の使用時のみならず、製造時に必要とされる電力低減への社会的な要請も高まりつつあります。このような重要な社会的課題の解決に向けて、「次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合」では、フィルム基板上に作成し、薄くて軽いなどの長所を有するフレキシブルデバイスの実現と、これを製造する技術として、常温常圧下で高速に電子回路を印刷、あるいは塗布で直接形成する印刷デバイス製造技術の完成を推進し、実用化を目指していきます。

コニカミノルタは、独自の材料技術・精密加工技術を活用し、産業用インクジェット市場向けに低電力消費化などで環境配慮を推進し、小液滴化、高速化、高駆動効率化、高画質化を達成したインクジェットヘッドなどの製品を開発しています。この度の「次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合」への参加を通じ、コニカミノルタは、情報技術が発展する社会を、先進の技術メーカーとして支援するとともに、省エネ・省資源社会の実現への貢献を続けていきます。

次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合:Japan Advanced Printed Electronics Technology Research Association (JAPERA)

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