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「知的財産報告書 2010」をWEBサイト上で公開

2010年7月12日

コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)では、2009年度の知的財産活動への取り組みについてまとめた「知的財産報告書 2010」(2009年4月~2010年3月)を、本日よりコニカミノルタのWEBサイト*1上で公開いたします。
*1 http://konicaminolta.jp/pr/ip

コニカミノルタでは、透明性の高い企業経営を目指し、業績報告に加えて、経営戦略及びCSR(企業の社会的責任)の取り組みなどの企業情報の開示を推進しています。知的財産情報についても、当社の技術力に対し、ステークホルダーの皆さまのご理解を一層深めていただくために、「知的財産報告書」を2004年から毎年公開しています。

内容的には、今年も経済産業省の指針に従い、知的財産報告書の開示10項目に沿って作成しています。主なポイントとして、コニカミノルタの2009年度の日本特許公開件数*2は3613件となりました。事業分野別では、中核事業の情報機器分野と戦略事業のオプト分野を中心に積極的に知的財産活動を行ったことにより、両分野の特許公開件数は全体の70%以上を占め、情報機器分野における特許公開件数は過去最高となりました。今後の成長につながる共通基盤技術・先端技術においては、有機EL照明をはじめとする「環境・エネルギー」分野などの新規事業関連テーマについて、引き続き堅調な出願活動を行っています。
*2 PCT(特許協力条約)の国際公開件数を含む

知的財産センターでは、関東・中部・関西にある各研究開発拠点に人員を配置し、研究開発現場に密着した知的財産創出活動を推進しています。また、グローバルな視点で知的財産活動を推進するため、海外にも人員を配置しています。中国においては、2009年度、上海から北京へ拠点を移転するとともに人員を増強して、現地での知的財産創出活動や模倣品対策などの強化を図っています。

コニカミノルタは、「材料」「微細加工」「光学」「画像」の4つの分野で、長年培ってきた12のコア技術を保有し、これらをもとに、情報機器、光学デバイス、医療・印刷用機材、計測機器、産業用インクジェットなどの領域で多彩な事業を展開しております。また、社会ニーズが高まる「環境・エネルギー」分野において、独自の技術を極め、当社ならではの製品を開発し、新しい事業の育成を推進しています。2009年度には、米国コナルカテクノロジーズ社と有機薄膜太陽電池の開発・生産・販売に関する包括的な資本・業務提携契約を締結し、本格的な協業を開始することについて基本合意しました。

コニカミノルタでは、将来の新規事業も含め、各事業領域において、競争優位性を確保するために、知的財産活動を一層強化してまいります。

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