2010年6月9日

コニカミノルタセンシング株式会社（本社：大阪府堺市、社長：唐﨑 敏彦　以下コニカミノルタ）は、白色LEDの色温度計測に最適な小型・軽量タイプの色彩照度計「CL-200A」を2010年8月中旬より発売致します。

【商品名】	色彩照度計 「CL-200A」
【発売日】	2010年8月中旬

【主な特長】

1. 白色LEDの管理に最適
2. 遠隔測定が可能
3. LED自動ランク分け機能付き

省エネルギーで、しかも水銀を使用しないLEDは、環境への配慮から、次世代の灯りとして注目されていましたが、高輝度白色LEDの登場により、一般照明器具や大型液晶ディスプレイ用バックライトへの普及が急速に進みました。
コニカミノルタは、照度計のトップメーカーとして、20年以上にわたり高品質な製品を提供してきました。近年は照度だけではなく、色温度^※1や色度^※2も同時に計測できる色彩照度計が、複数のLEDメーカー、LEDモジュールメーカーの開発現場や生産ラインでお使いいただける製品として高い評価を得ており、LED照明業界におけるトップシェアを占めております。

今回発売する「CL-200A」は、2000年に発売しご好評頂いております色彩照度計 「CL-200」をさらに進化させ、白色LEDの計測における操作性をさらに向上させました。
従来の色温度、色度、照度に加え、新たな機能として主波長^※3、刺激純度^※4といった管理指標の表示が可能となり、LEDモジュールなどの新照明デバイスの品質管理に最適です。またパソコン上で、測定したLEDを自動的にランク分けし、色度図上に表示する機能により、誰でも簡単にLEDの品質管理を行うことができます。
さらに、電池交換時期をお知らせするアラートに充電池用の設定を追加し、リユース可能な充電池の使用をサポートします。有害化学物質を排除する欧州の環境規制であるRoHS指令も遵守した、環境配慮型製品です。

本製品はLEDの開発・生産現場だけでなく、照明デザインの現場でも威力を発揮します。人の快適・安全・効率などを配慮した照明演出において、具体的な色温度、色度、照度などを施工者に指定することで、照明デザイナーが思い描いた通りの照明空間を作り出すことができます。

コニカミノルタは、常にお客様にとって “essential” な存在であり続けるために、今後も確かなセンシング技術で、さまざまなニーズにお応えするソリューションを提供してまいります。

※1

光の色を示し、単位はK(ケルビン)。黒→赤→黄→白→青白の順に数値が大きくなる。

※2

色をXとYを用いて数値で示したもの。

※3

光の評価において、その光線に最も多く含まれている波長。単位はnm(ナノメートル)。

※4

色の鮮やかさを示す指標。白の数値が最も低い。

色彩照度計「CL-200A」の主な特長

1．白色LEDの管理に最適

白色LEDの多くは、黄色の蛍光材料を塗布した青色LEDで、蛍光体材料が放射する黄色光と、内部の青色LEDが放射する光を混色して白色光となります。しかし、青色LEDの発光スペクトルは、波長分布が個体ごとに若干異なるため、できあがった白色LEDの白色光にもバラツキが生じます。
そこで、白色LEDには、明るさだけではなく、色の管理が大変重要となります。
本製品は、1回の測定操作で、これら白色LEDの発光に関する管理指標を全て得ることのできる、画期的な製品です。

2．遠隔測定が可能

受光部を本体から取り外して、市販のLANケーブルで接続することができます。これにより、手の届かない暗箱内などの測定も簡単に行うことができます。

3．LED自動ランク分け機能付き

標準付属品のソフトウェアを使えば、測定データを直接エクセルに取り込むことができます。さらに、同じソフトウェアを使って、取り込んだデータを色度図上に表示しながら、自動的にLEDのランク分けをすることもできます。
これによって、専門家にしかできなかったLEDのランク分けが、誰にでも視覚的に分かりやすく操作できるようになりました。

4．充電池専用の電池交換アラート機能付き

環境への配慮から、何度も使える充電池の使用が広がっています。ところが充電池は、電圧が下がり始めてから使えなくなるまでがアルカリ乾電池などより早いため、今までの電池交換アラートでは、新しい電池の用意が間に合わなくなる場合もありました。
本製品では、電池交換アラートに充電池用の設定を追加し、充電池に合わせたタイミングで電池交換時期をお知らせします。

• ここに記載の内容、仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。
• ここに記載の会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• 色彩照度計 CL-200A