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需要拡大と高密度化加速に対応
HDD用ガラス基板の生産能力増強を決定

2010年3月11日

コニカミノルタオプト株式会社(本社:東京都八王子市、社長:松丸 隆、以下コニカミノルタ)は、ハードディスク駆動装置(HDD)用ガラス基板需要の急拡大と高密度化の加速に対応すべく、生産能力増強のため、生産ラインの増設を決定いたしました。

コニカミノルタでは、生産子会社であるKonica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd.(本社:マレーシア マラッカ州 社長:山崎 英人 以下OGM )、およびコニカミノルタガラステック株式会社(本社:大阪府大阪狭山市 社長:西野 義男 以下OGT)で、HDD用ガラス基板を生産しています。この度、OGMを中心に生産能力を増強し、現在の1.8倍にする事といたしました。

【背景と目的】

パソコンや携帯音楽プレーヤー等の記憶装置であるHDDは、新興国のデジタル化による情報量の爆発的な増加に伴い、市場の急拡大が見込まれています。HDDには、磁気ディスクが組み込まれており、その磁気ディスクのベースとなるのがサブストレートと呼ばれる円盤状の基板で、アルミニウム製とガラス製があります。ガラス基板はアルミニウム基板に比べて、耐熱性・耐衝撃性に優れ、記憶媒体の高密度化にも適していることから、ノートパソコンをはじめさまざまなデジタル家電において、採用が急拡大しています。

コニカミノルタは、ガラスレンズの開発・生産で培われた技術をベースに、素材開発から溶融・プレス・研磨まで一貫した開発生産体制を構築し、1990年代から磁気ディスク用ガラス基板事業を手掛けてきました。2007年度にはマレーシアにOGMを設立して需要増に対応してきましたが、益々強まる高密度・高品質のガラス基板の要請に応える為、更なる技術改良にも目処をつけ、今回、同工場内に生産ラインを新たに増設することを決定いたしました。 これにより、現在の月産約900万枚から約1600万枚に生産能力を増強することになり、将来的には更に生産能力を増強することも視野に入れております。

コニカミノルタは、現在の市場動向を大きなチャンスと捉えており、積極的投資と継続的技術開発により、成長を続けるHDD市場において、お客様の様々なニーズにお応えすると共に、同市場において必要不可欠な存在を目指してまいります。

【投資の概要】

新生産ライン
増設予定地
Konica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd. 敷地内
(マレーシア マラッカ州)
生産品目 HDD用ガラス基板
投資規模 110億円
着工予定 2010年 3月
稼働予定 2010年10月

以上

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